8通目2020/11/28【好きなもの、ことの話】



あさ山さんのお手紙、読んだよ。

自分のすきなものに対する思い、めちゃくちゃ伝わってきた。


この手紙読んで、なぜかはわからないけど泣きそうになった。笑
多分熱量がすごかったからかな。
自分がいいと思ったものを素直に好きだと思えるって素敵な事だと思う。

多分、世の中には、これを好きな自分を見る他人の目の方を気にしてしまったり、他人の評価がイコール自分の評価になってしまう人が多いと思うから。
他人が羨むものを集めたりとかね。
まぁこれが悪いかっていうと必ずしもそうではないけれど。


あさ山さんのお手紙を読んで気づいたのは

ものってすごくたくさんの思いが込められているってこと。

なぜこの形にしたか

なぜこの色にしたか

なぜこの素材にしたか

なぜこの大きさにしたか

なぜここにとってをつけたか

この色が1番綺麗に見えるからこの色にしよう

この形が1番使いやすいからこの形にしよう

この素材が1番長もちしやすいからこの素材にしよう

この大きさが1番利益でやすいから

めんどくさいから適当に

色んな思いが込められているんだなと。

自分が好きなモノの好きな部分って、もしかしたら
作った人が伝えたかった事かも知れないと思うと面白いよね。

込めた思いが受け取った人にどう伝わるかはわからないけれど、人が作ったものには何かしらの思いが込められている。

そう思うと自分の身の回りのもの全てが愛おしく思えてきて、今、少し困惑している。笑

作った人が込めた思いと、手にした人が受け取る思い。
100%伝わることってほとんど無いと思うんだけど、それでうまく成立していることに面白さを感じる。

よく考えると、手紙だって同じ。
伝えたいことと伝わることってイコールじゃないけど、それでも何かが伝わってる。

面白いなぁ。

で、自然から拾ってきたりしたものについては
生き物に近い感覚なのかも知れない。
愛着があったりすると可愛く思えてきたり。
あさ山さんも、色んな場所で拾って来た石達は気まずくないかなと気にしてたり。
もしかしたら、人が作ったモノに対してもこういう感覚はあるかも。
実際、おれも小さいころはぬいぐるみを捨てろって言われて、泣きながらお別れした記憶がある。笑


さて…そろそろおれが好きなものについて話をしようかな。

おれが好きなものは「本」。

本ってモノとしての仕組みというか存在が面白くって。

これはある人が言ってたんだけど…
普通、モノを買うときってさ、服を買うにしても本棚を買うにしても、ちゃんと見てから買うよね?

自分に似合うかどうか。
自分の部屋に合うかどうか。
使いやすいかどうか。

しっかり吟味して、理解して、買う。

でも本って、基本的には中身を知らないまま買う。

立ち読みで全部読んでしまったら、よっぽど気にいったりしない限りは買わない。

だから読まずに、中身は知らずに買って帰って、ワクワクしながページを開く。

なんかさ、「プレゼント」みたいだなって思わない?

中身はなんだろうってワクワクしながら開ける瞬間。このワクワクがすごい好きで。

そういう意味では映画もゲームも好きなんだけど、
紙の匂いだったり、ページを捲るときに感じる空気の流れだったり、形だったり。

DVDみたいにプレーヤーが無くても読めるし、
充電の必要もない。

モノとしての完成度が抜群に高い。

思い返してみれば、物心ついてから、本を読まなかった期間って多分無くて、
そう考えると、自分は本が好きだって胸を張って言えそう。笑

この話題を振られるまで、自分は本が好きってことに気づいてなかったんだよなぁ…。
新しい本を買うたび、あんなにワクワクしてたのに。

ありがとう!
自分の「好き」に気づけました!

これからおれは本を作ることになると思うんだけど、
買ってくれた人が、ワクワクしながらページを捲れるような本を作れたらいいなぁと思った!

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