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[やりたいこと言語化シリーズ]パターンづくりをしていたら、辞書づくりの過程にヒントがあった

ビジョン、やりたいことのイメージや手段を考えるときに私は他業種のサービスなどを参考にする。そういう情報得るきっかけとして映画や気分転換に足を運んだ場所から見つけたりするので最近閃いたものの話をしていこうかなと思う。
自分の思考の整理でもあるので、誰かに向けた文章とは言えないけど、どこでどう繋がるかわからないので書いてみました。

最近キャリアの知見をパターンに出来ないかという点を考えたものの、あまりに広くどう進めようかなぁと思っているところがありそんな時に辞書づくりのプロセスが面白いなぁと思ったのだ。

パターンへの興味のきっかけ

パターンとは何かという話はここでは一旦触れないが、自分にあった状況、問題に対して解決作や結果をメソッド的に集めたものぐらいに考えるのが一旦ここではいいだろう。

キャリアのアドバイスはアドバイザーの経験に偏るものが多くみられていて、自分の状況や問題にあっているものが選ばれているのかと考える現状は違うように思える。そこを解消したいと私は思うので、キャリアメソッド集を作りたいなぁと思った次第だ。

で、実は他のnoteで書いているわけなのだが、思いついたものをちらほら書いているのもあって、後途方も無い量だよなぁみたいな感じを受けて正直ガンガン書き進めることができていないなぁというのがここ最近の悩みであった。

いいパターンの書き方についてはよく議論されているけれど、作る過程についてはあまり話を聞いたことがなくて、その辺について考えてみた。

※正しい情報を伝えることを目的としていないので、本当は違うという事実があれば申し訳ありません。またあくまでもアイディアのたねしてとらえているので詳細に調べることもしていません。その旨ご了承ください。

「舟を編む」:辞書編集部の主人公のお話し

ーAmazon映画紹介より引用ー
出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ みつや)は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」――見出し語は24万語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辞書」。個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂(へんさん)の世界に没頭する。そんなある日、出会った運命の女性。しかし言葉のプロでありながら、馬締は彼女に気持ちを伝えるにふさわしい言葉がみつからない。問題が山積みの辞書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか?馬締の思いは伝わるのだろうか?

最近この映画をみた。もともとは小説のようだけどアニメもあるのでぜひみたい。
私は多分職業を紹介するような映画は好きなジャンルとしてあると思う。
舟を編むに対する感想はほぼないので、その期待もなしで何がアイディアにつながりそうと思ったのかを描きます。

「大渡海」という辞書を15年かけて作る物語。あまりにも長い道のりなのだが、その中でどのように辞書が作られているのかが描かれている。本当の現場はもっと電子化されていたり、違う部分があるだろうなとは当然思うのだけど、制作過程が実に興味深い。

辞書づくりは「他の辞書に載っている見出し語の調査」「用例採集」「語釈の執筆」「編集会議」過程を少なくとも踏むみたいだ。

「他の辞書に載っている見出し語の調査」
複数に辞書に見出し語として掲載されているかを調べ、全部あれば◎、いくつかあれば○みたいな感じでチェックしていた。
「用例採集」「語釈の執筆」
現代語や新語、あるいは今まで辞書に載せてなかったことばを、実際どのような場所で、どんなふうに使われたのかを記録し、集める作業(以下も記事より引用)
「編集会議」
実際にどれをのせるのか決定する
用例採集については、体験だけどわかりやすく書かれていたのでこちらから引用、およびイメージ参考にしてみてください。

あと辞書の特徴として、更新し続けるというのも面白いなと思ったポイント。
15年作った後も更新し続けようとしている点や、辞書に今使われている言葉を使っている点。

映画の中にもこんなセリフがあって、ここの部分は気にいったポイントかもしれません。。(何度か聞き直したので多分あっているけど、、自信はないです)
生きている間に言葉は変わる。
言葉の意味を知りたいとは、誰かの考えや気持ちを正確に知りたいということです。それは人とつながりたいという願望ではないでしょうか。だから私たちは今を生きている人たちに向けて辞書をつくらなければならない。

辞書づくりの過程をパターンづくりにも考えていくと、、、

これをどう今作っているキャリアのパターンに当てはめて作りたいなと思ったかというと

・理論や生き方に関する本や自分の支援していた人がうまく行った例や事例などから複数当てはまるものを抽出していくことによって、パターンでいう専門家3人以上の知見に似た状態を作れるのではないかという仮説。調査や用例採取の参考に。

・辞書が生きている間に変わるとあるけれどその点はキャリアもかなり似ていて、理論などはもちろん役に立つものの時代によって常識や考えが変わる

・パターンも規定フォーマットを持ち歩くかメモできる状態にし、かぶるかどうかを一旦考えずにこの生き方いいなとか参考になるなといったものをどんどん採集していく感覚がいいのではないか。(これは更新していくという意味でも)

・集めることとは別に何をのせるかという編集の過程を何らかふむことが最後必要で、辞書はアイウエオ順だが、これがパターンランゲージとしてつながりだったり、キャリアの場合は分野別といったものも必要なのではと思う

最後に

網羅性とかカテゴリとかで悩んでいた部分があって上記の過程を踏んだらいけるかもと思った反面、15年もかけたくないのと、人数大勢関わっているなぁというのも踏まえるとおそらく軽くジャンルわけした上で、ジャンルを少しずつ増やしながら更新していくスタイルにするのがきっと大事なのかなぁと思ったり。

ここまでちょっとまとめてみるとまずはキャリア関係の本やらインタビューやらから採取するところから始めるのがいいのかもしれないなぁ。
でもこうやって書いていくと、その方法は本当に正しいのか、偶然なのかみたいな判断は数や条件がどうなのか、また理論と当てはめることは可能なのかみたいなところを再度考える方が私らしいものになるのかなと思ったりした。




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