見出し画像

Developers CAREER Boostで登壇しました。

イベント内容、発表内容について

今回はDevelopers CAREER Boostで登壇しました。株式会社翔泳社 CodeZine編集部様主催のエンジニアの“キャリア”にフォーカスしたカンファレンスとなります。

以下の内容で発表させていただきました。

自分らしいエンジニア人生を歩むためのキャリアガイド ~自分の特性、タイプがわからない、今後が不安な人に向けて~

社外メンターの立場からエンジニアと多く関わってきました。
マネージャーか専門として極めるかの2択だけではない、キャリアの選択肢や
どんな仕事の価値観があるかをキャリア理論とあわせて紹介していきます。
自分の価値観を探ったり、より自分にあったキャリアを歩んでいくためのヒントを持ち帰っていただけたら幸いです。
コンテンツ内容例
* タイプ別に紹介!エンジニアに多い「仕事の価値観」と「向いてる仕事」
* モチベーションとどう付き合うか
* キャリアの考え方の紹介
* エンジニアだからできる一歩の踏み出し方

セッション紹介ページより

登壇資料

登壇に対する想い

セッション紹介ページにあるように、以下の観点でお話しました。

* タイプ別に紹介!エンジニアに多い「仕事の価値観」と「向いてる仕事」
* モチベーションとどう付き合うか
* キャリアの考え方の紹介
* エンジニアだからできる一歩の踏み出し方

タイプ別に紹介!エンジニアに多い「仕事の価値観」と「向いてる仕事」

「エンジニア」といっても人によってキャリアの志向は異なります。組織のなかでエンジニアとひと括りにされてしまうケース(他の職種もそうですが)
人によって違うよというメッセージを伝えたく、複数のタイプを紹介しました。これはキャリア・アンカーというキャリアの理論に基づいてお話しています。

登壇資料より

どのキャリアを目指すのかの職種に迷いを感じたら、自分はどのタイプだろうという起点で自分のキャリアを考えると選択肢を広げやすくなるかなと思います。

* モチベーションとどう付き合うか
* キャリアの考え方の紹介

モチベーションが湧かないというお話や今後のキャリアの考え方を決められないという相談を受けることは普段もありますが、前提として1つに絞らず探っていくことは大きなポイントになると考えています。
答えがひとつではないのがキャリアの難しいところですが、だからこそ色々試行錯誤していきながら歩んでいくといいと思います。

登壇資料より

モチベーションについてはエンジニアの場合、コードを書く事自体が楽しいというケースがイメージしやすいかと思いますが、書くことが目的になっていくとふとその夢中な状態が切れると気持ちが続かないことも。
そのコードを書くことでどんなことが達成されるのか、どんなふうになるのかというのも一緒に考えられているとモチベーションは維持しやすくなります。

登壇資料より
登壇資料より

この2つの考えはキャリアを歩むうえで大事な考えだと思います。言い換えると誰かがこうしたらいいという言葉だけに従わず、自分で考えていくことを軸にしていく大事さとも言えるかなと思います。
一気にキャリアをチェンジしたいタイプもいるかと思いますが、どうしても尻込みしがちな方なほど「試行錯誤」したらいいと思って挑戦していっていただけたら幸いです。

エンジニアだからできる一歩の踏み出し方

エンジニア関連のイベントや学ぶ機会は増えてきていると感じます。個人的にできる部分、今ある環境でどう変えていくかという2軸でお話しました。
スキルアップする機会はあるものの、なかなか動けないと悩む方も多いはず。ちょっとやってみようと思うヒントが見つかったら幸いです。

登壇資料より一例

勉強時間を確保する、一緒に勉強するというもくもく会を行うケースはありますが、メンバーがこれを学びたいが明確で学ぶ動機もしっかりしていればいいものの、だんだんやらなくなってしまうというケースもきくことがあります。厳しいゴールを設定する必要はないですが、周りの理解や自分のなかでも納得をもって取り組めるよう、環境を整えるのもよりスキルアップするうえでのポイントかなと考えます。

質疑応答

いただいた質問を改めて簡単に返答します。言葉足らずだったり、文脈をすべて理解しているわけではないので、その点予めご了承ください。本番答えたものも含みます。

どのようにお仕事を獲得されてますか?

コミュニティつながり、発信(技術同人誌、SNS発信)、口コミ(どなたかが紹介してくださる)パターンが多いかなと思います。
私を必要としてくださる方に知ってもらえるように認知拡大的な意味合いで動く点は意識しています。
(これはホントよく聞かれるので、別途どんなこと考えているか今度記事書こうかな、、)

twitterのつぶやきと 執筆活動 の間には大きな壁がある気がする

執筆活動もまずはnoteなどブログから、ポッドキャストなどTwitterより長いものにしていき、次は同人誌企画して募集している方とかもいるので、複数人で書くものに参加してみる。そういうふうにいくつか書いていくなかで、書いたものを1つにまとめるという手もあります。
私の場合、1冊目はいわゆる構成を考えて必死に書きましたが、2冊めは1on1に関するポッドキャストをやっていたのでその内容をベースにまとめました。3冊めのキャリアの本は今まで色々発表してきたものなのをまとめ直したり、新たに追記するなどしました。

周りのエンジニアはみんな強いので、自己肯定感の上げるのは大変ですね。

強いひとが目立ちますが、そんなに強くない人は目立たないだけかもしれず、案外いるんじゃないかなと思います。(1on1していると新人の方や若手の方にはそういう方も一定数いる感触です)
登壇なかでも触れましたが、まずは自分で自己評価できる軸を作っていくのは1つポイントかなと。過去の自分より成長した、他の人より自分は苦労せずにできることがあるなど、すごく強くなくていいからえできることを少しずつ見つけていけるといいかなと思います!

女性で自分の考えがなく、人のまねばかりな人がいて、3年間何の伸びしろがない人がいます。何をやっても出来ないのですが、そのような人をどうしたら、動かすことができますか。

おお、なかなか際どいご質問。あくまでも私だったらのアプローチですが、まずはその女性自身が変わりたいと思っているかをまず彼女と対話するかなと思います。周りがどう思っていたとしても変わるかどうかは本人なので、ここが握れないといろんな言葉、行動は残念ながら響きません。
本人が残念ながら変わりたいと思っていなかったらそれも彼女の人生。どう感じているかを確認するところから始まるかなと思います。
なにかのきっかけで変わる可能性もあります。

おそらく質問者様はその女性に手を焼いているのかなと思います。直接被害(仕事をカバーする羽目になる、他に迷惑をかけてしまう)場合のみ困らない程度に改善するだけを目指すのではいいかもしれません。

あと考えられるのはその彼女はどうにかしたいと思っているのに、変わらないと本人も悩んでいる場合は、まずは観察してどういうところでつまずき、どういうことがおきているかを一緒に認識をあわせて、本人にはどういうやり方があっているのか一緒に模索していく方法もあります。
ただこちらは両者ともにそれなりに負担かかることなので、そこまでやるか?の気持ちもお互い大事かもしれません。

色々すでにアプローチをしてきたということですので、質問者様自身のケアも大事にしてくださったら幸いです。

外部から関わる1on1という仕事はどんな関わり方になるのでしょうか?

会社によりますが、この社員をぜひとお願いされる場合や社員の状態チェック的な意味合いで大勢面談をする場合もあります。また部長、社長など管理職、経営者と面談させていただいている会社もあります。
何人か面談させていただくなかで会社の傾向や社員同士のすれ違いなどが見えてくるので、そこを組織につなげていけるよう提案など行うことをしています。(場合によっては代わりにつなぐなど)
これに関してはひとつ前の記事にも簡単にまとめているので、こちらのほうがイメージしやすいかもしれません。

引っ込み思案でつながり作り苦手なのですよね。。。

私もこういう仕事などしていると人見知りじゃないと言われがちなのですが、あんまり得意じゃないです。いわゆる営業活動などはよってしていません。
例えば私だとリアルでのイベント参加よりもオンラインのほうがうまくいきました。リアルの場合は挨拶してすぐ会話を続けないといけないことが多いかもしれませんが、オンラインだと話している話題にふらっと入ることがしやすいので、この話題なら話せると思って入っていけるようになりました。
あと本や登壇も自分のペースで発信したものに対していいなと思ってもらえる方から声をかけてもらいやすい意味でも私には向いている気がします。
まだまだ模索中ですが、登壇中回答しましたがご自身が好きなこと、行動と結びつけながらアプローチを考えてみるのもありだと思います。

たぶん……だいたい回答したかなと思います。
その他感想など色々いただきありがとうございます!
例えば

私は30歳未経験でエンジニアを目指しており、ブレブレのキャリアを進んでいます。最近コミュニティにも入っていろんな刺激を受ける中で、モチベ維持をしています。尾澤さんの今回のキャリアに関する話も非常に参考になりました!

こんなコメントいただけたら私のほうが嬉しいです。
その他発表内容に対して書いてくださったり、回答に対しての反応などありがとうございます!

最後に

登壇後の感想

スクラム系のイベント、キャリア関連の学会などでは発表経験がありましたがデブサミ関連のイベントで、公募通過で発表させていただく機会は初めてでした。アウェイじゃないか、、と悩む部分がありましたが無事登壇できてよかったです。色々反応いただき、質疑応答での回答が参考になったと言われる場面もあり、発表してよかったなと感じます。
余談ですが、事前の打ち合わせやリハなどもしっかりされていて、その点も驚きました。運営や関係者の皆様、本当にありがとうございました。

懇親会

懇親会でもいろんな方とお話させていただきました。いただいた質問には20代から60代と幅広く!、キャリアはどの年代でも悩みますし、答えがないからこその難しさを改めて感じました。意見交換させていただき楽しかったです。

今後もぜひデブサミ関連のイベントに参加していきたいなと感じました。

よかったらサポートお願いします。いただいたサポートは商品の開発費や新たな企画を企てるために使わせていただきます