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韓国ミュージカル 『HEDWIG』


韓国の俳優 ユ・ヨンソクさんが好きです。
なんというかもう…大好きです。

活動歴もそれなりに長く、2023年にデビュー20周年を迎えています。演じる役ごとにまったく違う印象を受けるので、あの作品のこの人と、この作品のこの人が同じ人だと気づかなかった!と言われることもしばしばあります。似たようなキャラクターを演じてイメージが固まらないように、いつも新しいキャラクター、新しい姿を表現することを心がけている俳優さん。
デビューは映画『オールドボーイ』、主に映画とドラマで活躍していましたが、2015年からミュージカル俳優としても活動しています。

そんな彼が現在ミュージカル『ヘドウィグ』に、ヘドウィグ役で舞台に上がっています。
韓国で非常に人気の高い作品で、ヨンソクさんは2017年に初めて演じ、今年2024年が2度目のキャスティングです。

ミュージカルにも色々なジャンルがありますが、ヘドウィグはロックミュージカル。しかも主演のヘドウィグがほぼ1人で2時間半近くの舞台を引っ張っていくため、演じる俳優によって印象がかなり変わります。

ヨンソクさんが演じる通称「ヨンドウィグ」は、可愛くて冗談が大好き、あちこちに親父ギャグが散りばめられていて(笑)序盤から中盤までは笑いが絶えません。

後半はヘドウィグの心に深い傷を残したエピソードの独白と歌で一気に引き込まれて、心震えるエンディングまで突っ走ります。

そしてアンコールもヘドウィグならでは。本編のナンバーをメドレーで演奏してくれるのですが、全てがロックナンバーなこともありあたかもロックライブ公演のような熱狂に包まれます。

ユ・ヨンソクという俳優を知っている人も、演技が上手いのは知ってるけど歌は…どうなんだろう?って思う方も多いのでは。
そういう方にこそぜひ一度生の公演を体験して欲しいです。歌の実力はもちろんのこと演技する時にも滑舌がよく、台詞の伝達力が素晴らしい彼ですが、ヘドウィグでもその実力が遺憾無く発揮されます。歌詞を理解しやすいように歌の中の登場人物に合わせて声色を変えたり、手足、マイク、マイクコード、全身を使って表現するため内容がスッと入ってきます。

とはいえ全編韓国語。日本の方が観に行ったらわからない事も色々あるだろうな…ということで、歌の歌詞やヨンソクさんならではのアドリブなどについて少しずつ書いてみようと思います。

現時点ですでに公演期間(2024/03/22〜06/23)の半分以上が過ぎていますが(笑)もし『ヘドウィグ』や「ヨンドウィグ」に興味があったり、観に行ったけどわからないことがあったなー、なんていう方がいらしたら。参考に…なるかはわかりませんが(笑)ヨンドウィグを体験したくなったり、もう一度観に行きたくなってもらえたら嬉しいです。

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