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杉並区での保活「#1 小規模保育園等の先行入所希望」

こんにちは。前山なおこです。

新年度になり、4月1日から新しい保育園の3歳児クラスに転園しました。1か月経ちましたが、まだ慣らし保育の延長みたいな感じです。

0歳児で2歳児クラスまでの認可保育園に入園、3歳児クラスで転園になるため「小規模保育園等の先行入所希望」を経験して、私が感じた小規模保育園・2歳児クラスまでの認可保育園に預けるメリットデメリットを書いていきたいと思います。

言いたいことを全部書くとたくさんありすぎりので、今日は、「#1 小規模保育園等の先行入所希望」についてです。

子どもが卒園したので、通園していたむさしの保育園方南分園(以下、むさしの分園)を例に説明していきます。

まずは、杉並区の言う「連携園」とはー

保活時に、区の保育課からは「小規模保育園は連携園があるから大丈夫ですよ。」と言われた方もいるのではないでしょうか?そう言われると絶対に入れる園があると勘違いしそうですが、小規模保育園に通園している子が必ず入れる園(保証されている園)はありません。

第一次の先行入所希望では、調整表載っている園から希望する園を記入。そのため、行きたい園があっても表にない園を記入することはできません。

第一次で決まらなかった場合は、第二次募集があり、二次では募集ゼロの園も記入することができます。二次を記入する時点で空きがなくても選考中に空きが出る可能性があるため記入できるそうです。

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▲先行入所希望調整(第一次)

【意外と知らない重要なこと!!】             
①むさしの分園は、むさしの保育園の分園であるが必ず本園に行けるわけではない。※水上保育園西荻分園も水上保育園同様。この件に関しては、完全な連携園だと勘違いしている方が多く、本園があるのになぜ行けないのかという声が多数あるので、保育課には、4月の申込みの案内への記載や保育相談の際にきちんと伝えてもらえるよう提言していきたいなと思っています。
②先行入所の枠は、むさしの保育園方南分園に通う子どもだけではなく、杉並区内すべての「小規模保育園、2歳児クラスまでの認可保育園」に通う2歳児クラスの子どもたちが対象。

むさしの保育園方南分園に通園する子と枠を争うことになりそうな、先行入所希望の対象園は?


①むさしの保育園方南分園の近くにある園は、

・スクルドエンジェル保育園方南町園
・小規模保育園ぴーかーぶぅ

②むさしの保育園の本園なら保育の仕方がほぼ同じ、知ってる先生がいて安心と言った面からむさしの分園から少し遠いが本園を希望する親も多数。むさしの保育園に近くにある園は、

・ウィズブック保育園東高円寺
・明愛保育園(系列で明愛幼稚園がある)
・ビーフェア中野富士見町保育園

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▲青:むさしの保育園と方南分園、赤:先行入所希望の対象園

むさしの保育園方南分園に通園する子が希望しそうな園

むさしの分園に通っている子たちの大半が、保育園か方南町駅の近くに住んでおり、保育園を選ぶ際の条件で上位にくる「自宅から近い」「駅から近い」を考慮し、実際に私たちが希望した園は、

・方南隣保館→歴史がある保育園で園庭有。笹塚駅への通り道
・ポピンズナーサリースクール方南町→方南町駅からすぐ
・むさしの保育園→むさしの分園の本園

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▲先行入所調整(第一次)の募集予定人数

今回、娘と同じクラスで先行入所調整の対象になる子どもは、9人。私たち同じくクラスの親たちが希望した園を見ると8人分しか枠がないんですよね。。。

・方南隣保館→1人
・ポピンズナーサリースクール方南町→2人
・むさしの保育園→5人

むさしの分園だけでこの枠を争うなら親同士で話し合って調整すれば、希望園に入れる可能性はありそうですが、前で述べたように、杉並区内の「小規模保育園、2歳児クラスまでの認可保育園」の子どもたちが対象になるんです。

私が第一次で希望したのは、方南隣保館とポピンズナーサリースクール方南町。結果が届き、やっぱりな感じで落ちました(涙)むさしの分園で第一次で決まったのは、4人だけ。

落ちた5人は、「第二次で入れなかったら仕事を辞めるしかない」という不安から、第二次希望では、絶対行きたい園を書くというより妥協してみんなとかぶらなさそうな園や人気園以外を書いて、なんとか全員決まりました。その代わり、2人を除きみんなバラバラの園に(涙)

誰も知らない先生、知らないお友達の中にひとりで転園で、結果4月は地獄の慣らし保育でした。

杉並区は、今月で待機児童ゼロを達成。3年連続待機児童を達成したからには、何としても今年度もゼロにしなければならなかったはず。杉並区の待機児童の定義では、「特定の園を希望する人」は待機児童に含まれないんですよね。例えば、自宅から自転車で30分、会社とは全く真逆の園に空きがあったとしても毎日の送迎を考えるとそこを選ぶ人は少ないと思います。でもそこで断ると、「特定の園を希望する人」となり待機児童になりません。大げさに言うと、「区内のどこかしらに空きがあって断れば待機児童にはならないってことじゃないのか?」と私はずっとこの待機児童の定義が疑問でしかないんですが。。。ゼロと公表している他区の定義が気になる。今後、調べます!

実際に、第一次で決まらなかった5人は、4月の新設園(募集13名)を紹介されました。自宅から徒歩30分以上なのでみんな断っていたけど。

あと、0歳児から保育園に通わせている親にそれ言う??とかなり疑問だったのが「幼稚園はどうですか?」ですね。「え・・・・??」幼稚園は、お迎えが14時とかで早くそれだと働けないから保育園に通わせているんだけどな(笑)

4年連続待機児童ゼロ達成のため、保育課の必死さが伝わってきました。上(区長やその他いろいろ)から待機児童を出すなと言われ、下(保護者)からは、なぜ入れないのかと言われ、板挟みの区の職員さん、ご苦労様です。

ちなみに、杉並区は今年4月で「4年連続待機児童ゼロ」を達成しました。

今回、先行入所希望を経験して個人的に思ったことは、絶対に転園したい希望園があるなら先行入所を待たずに0歳児から転園届を出し続けたほうがいいということです。

この先行入所希望は、私たちのいい学年上の子たちから始まった制度で、私たちが対象となった2年目は、まだまだ実験段階なんだと思う。制度発足時は、むさしの分園に通う全員が第一次で決まったらしく、2年目の第一次の結果を見て先生たちもビックリしていました。今回があまりにも酷すぎたので、今年度の先行入所は良くなるよう保育課も戦略を考えているはず。今の2歳児クラスの子たちの先行入所希望が始まったらまたチェックしようと思います。