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ターンテーブルを買った話

趣味でDJやDTMをやっていたり、人よりちょっと音楽好きな方ではあると思ってるけれど、世代的にもレコードには触れずに来ました。

ただここ数年のアナログレコードブームもあり、多少気になっていたのは事実で、この度やっと自宅にターンテーブルを導入しました。



選んだ物とその理由

今回購入したのは、Pioneer DJのPLX-500という機種。
2016年に発売された機種ですが、今も販売されています。

価格は税込52,800円。
発売当時は39,800円だったので13,000円も値上がりしてますが、まあ昨今の情勢を鑑みると仕方ない。

ただ5万円というと、レコードプレーヤーとしてはちょうどミドルクラスくらいに当たるでしょうか。
まあ妥当な金額だと思います。

こちらを選んだ理由は下記の通り。

①そもそもDJ用ターンテーブル一択だった。
まあ今の所1台しか買ってないですしDJに使うつもりはないんですが、先々使いたくなる可能性も考慮して。
あとDJ用となると一気に選択肢は狭まり、実質TechnicsかPioneer DJかStantonくらいしか無くなります。

②本当はSL-1200が理想だが高い。
DJ用ターンテーブルと言えば昔からTechnicsのSL-1200シリーズと相場が決まってるんですが、現行のMK7で約12万円。高い。
前モデルの中古なんかも多く出回っているので、そこまで出さなくても買えるんですが、レコードブームのおかげで中古相場が上がっています。
一昔前はMK3Dで3万前後で買えたイメージですが、今だと5万前後って感じですかね。
クラブで何度も実物も見てますし物が良いのは分かるんですが、90年代製の中古と現行の新品が同じ値段なら、後者を買いたい性分なので。
あと、本体色や、スタイラスライトが電球なのが少し古臭い。
MK5GやMK6はブラックでかっこいいしスタイラスライトもLEDなので良いんですが、比較的後期の人気機種だけに高い。
仮にTechnics買うならMK5Gが欲しかったですね。音も良いし。

③ホワイトの本体色が魅力的。
完全に見た目の話なんですが、PLX-500にはブラックとホワイトの二色のカラバリがあります。
オーディオ関係ってブラックやシルバーが多いですが、ホワイトがオシャレだなと。
筐体はプラスチックですが、そんなに質感は悪くないです。
まあダイキャストのSL-1200とは比べるまでもないですが…

④DJ用品として信頼のおけるブランドであること。
Pioneer DJ(Alpha Theta)と言えば世界トップのDJ機器ブランドなので、ブランドの信頼感はTechnicsと同等です。
何より十数年間色々なPioneer DJ製機材を使ってきていますので、その辺は身を以て理解しています。
PLX-500に限らずこの手のSL-1200クローンタンテは大抵某台湾メーカーのOEMって話もありますが、まあちゃんと鳴ってくれれば問題ないです。

白いボディが良いね


接続環境

現在はPLX-500から一度DJミキサー(DDJ-FLX10)を通してモニタースピーカー(Edifire MR4)に繋いでいます。
PLX-500はLINE接続も可能なのでパワードスピーカーであれば直接繋いでも音が鳴りますが、DDJ-FLX10がPHONO接続可能なのでPHONOで繋いでいます。
LINEと音質にどう変化があるのか聞き比べるのも面白そうだなと思ったり。
あとミキサー通す事でEQだったり音量の調整もしやすいので、何かと便利です。


PLX-500の微妙な点

まずトルクが弱いです。
これはリスニングには何の関係もないですが、DJプレイするには微妙です。(全然使えるけどやや操作感が悪いと思う)
振動対策だったりケーブルだったりが貧弱なので、クラブに置くなら上位機種のPLX-1000やTechnicsになるんだろうなという感じです。
家での使用にはそんなに問題ないですけど。
ただ昔のSL-1200よろしくRCAケーブルが元々本体と内部で繋がってるので、簡単にリケーブル出来ないのは残念。

それと、Bluetoothは非対応です。
まあ2016年の機種ですしね。
あったら便利だけど、そこは切り分けてるので問題ありません。
ワイヤレスで手軽に聞きたい時はSpotifyで良いので。
そもそもAirPods Pro以外にワイヤレスのヘッドホンも持ってないですし。
Bluetoothが欲しい場合はaudio technicaのAT-LP120XBTが良いと思います。

あと付属カートリッジが安っぽいです。
単品で買うと3000円くらいです。
たぶんオーテクのATN3600LのOEM。
音は特段悪くない、むしろ3000円でこの音なんだ(良い意味)って感じですが、もうちょい良いの付いてても良かったのかなと思います。
見た目的な意味でも。
先ほど例に挙げたオーテクのAT-LP120XBTは8000円相当くらいのカートリッジが付属しています。
ここはおいおいアップグレードしようと思います。

SL-1200もMK3DやMK5Gを何度か触った事あるんですが、全体の剛性感とか、ボタンの感触(特にスタイラスライト)なんかは値段なりかなという感じです。
テンポスライダーは結構重みがあって良い。

その他特徴とか

PLX-500はUSB端子があるため、PCと接続して簡単に音源をデジタル化できます。
この際はPioneer DJのDJ向け楽曲管理ソフトであるrekordboxを使用します。
当然僕のPCには既にインストールされているので、この辺りはスムーズ。
ただ僕の場合はPLX-500から直でPCに繋ぐのではなく、ここも間にDDJ-FLX10を挟んでの運用になりそうです。
また場合によってはDAWで軽くマスタリングし直すかもしれない。
気軽にデジタル化したい人はPC直でいいと思います。


まとめ

買うまでに結構長いこと情報収集をしてたので、特にイメージと違った部分などなく予想通りで満足しています。
正直1万円前後でスピーカー内蔵のオモチャみたいなプレーヤーでわざわざアナログ聴く意味があるのかは疑問なので、どうせ買うならもっと予算は上げるべきだと思いますが、この辺のクラスでは機能も充分でレコード入門機としても良い機種だなと思います。
DJ使用についてはライトユーザー向けって感じです。
バトルDJには100%向かないと思います。
聴くレコードもボチボチ増やしていきたいと思います。


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