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容姿コンプレックスから育まれた私の才能

今でこそ自分の写真を公開している私ですが、従来、写真がものすごーく苦手でした。
幼いころから、自分の容姿が嫌いだったからです。

「私は、可愛くない」と気づいたのは、幼稚園のころ。

マンションの同じ階の引越しを見に行くと、
「こんなに可愛い子、見たことがない……」
と、衝撃を受けるほどの女の子がいたんです。

クリクリした大きな瞳、長く豊かな髪、真っ白な肌、可愛らしいワンピースから手足がすらりと伸びていて、うっとりと見惚れたことを覚えています。


鏡を見るのが嫌いになりました


「人形のように可愛い」という表現を超える彼女に出会って、私は鏡に映る自分を見る目が変わりました。

どうしてこんなに違うんだろう?
私、額が広すぎるんじゃない?
どうしてこんなにホクロがあるの?
目が小さすぎない?
なんか、笑顔も変だ……

「自分には可愛いところがない」と突きつけられるのが嫌すぎて、鏡を見るのが嫌いになりました。
社会人になっても、鏡を見る習慣を身につけられないほどに。

たとえば、お昼休みに歯を磨くときに気がつくんです。
「あ、あれ?眉毛がない」
って。

メイクを忘れて出社することは、何度となくありました。

髪が左右にハネているのも日常茶飯事で、
「御影石くんはね、いつも髪を振り乱して働いてくれるんですよ、笑」
と、上司から他社の方に紹介されるくらいだったんです。


「可愛くない」自分とどうつきあうか?


「私は可愛くない」という自覚が生まれたとき、どんな行動をとるかは人それぞれだと思います。

たとえば、「可愛い自分」になるための工夫・努力をすることができます。

・可愛い洋服を着る
・可愛い髪型にする
・可愛い仕草を身につける
・可愛いらしく話す
・可愛いらしいメイクを習得する
・自分らしい「可愛さ」を見つける

工夫をするという自覚なく、無意識にやっているかもしれません。

あるいは、「可愛いさ」ではなく「美しさ」を目指す手もあります。

私が目指したのは、「かっこよさ」でした。

「かっこよさ」を目指した私が選んだこと


といっても、〈かっこいい外見〉を目指したわけではありません。

(見た目のかっこよさを求める人間だったら、眉毛を描き忘れたまま、ボサボサの髪で仕事に行ったりしないでしょう ^^;)

私が「かっこいい」と感じるポイントは、
・誰もやらないことをやっている
・自分が知らないことを知っている

世界中を旅している人、知識が豊富で話が魅力的な人が好きでした。

小学生のころの私は、テレビのクイズ番組『なるほどザ・ワールド』で世界中からレポートをする、ひょうきんゆみさんのような仕事をやってみたいと思っていました。

「人がやらないことをやる、知らないことを知ることが、かっこいい」という私の考えは、習い事にも現れています。
そろばんや習字が王道だった時代に、私は「なぎなた」と「進学塾」に通っていたのです。

#なぎなた


「なぎなた」というマイナーな武道を選んだのは、小学2年生のとき。

それはもう、かっこよかったんです。
剣道の竹刀を握る男性に対して、なぎなたで打ちこむ女性に一目惚れ。

「私もやりたい!」
と、見学した日に即決しました。

競技人口が少ないおかげで、いい成績を残せたのも、ラッキーでした。
「これだ!」と自分が選んだことがカタチになって、自信にもつながりました。

私にとって「なぎなた」は、〈凛々してかっこいい女性〉になれる時間でした。

そして、もうひとつ。
なぎなたの先生が私にかけてくれた魔法がありました。

初稽古の日、正座で挨拶をした私に、先生がおっしゃったんです。
「まあ、男の子みたいね〜!女の子はそんなふうに肘を横に張らないのよ」
って。

これを聞いた私は、
「そっか。女の子らしくなくていいんだ。私は私らしくていいんだ!」
と受け取ったんです。

自分の好きなように解釈したところも、私らしいなと思います。

#進学塾

同じ小学校の子が誰もいない、マイナーな進学塾に通い始めたのは、小学4年生の時。

「もっと勉強したい!」
と親に頼んで、見つけてもらいました。

そして、なんでも知っている先生や、難しい問題をスラスラ解く女の子に出逢い、「かっこいい!」と憧れました。

「先生みたいに京都大学に行って、世界中を旅するんだ」と夢見て、勉強がますます好きになりました。

いろんな人から、
「女の子がそんなに勉強しなくていいんじゃない?」
「ガリ勉だね」
と笑われたりもしましたが、〈私は私〉を生きてきました。

(京都大学とのご縁はありませんでしたが、二十数カ国をバックパックで旅しました)

私が容姿コンプレックスから得たもの

私は小学生のころから、
「自分が磨くべきは、外見より中身だ」
と考えていました。

日記を書き始めたのは、小学1年生。手紙を書くのも大好きでした。

中高生時代もメイクやファッションに興味がなかったのは、私にとってそれらは、〈自分を表現するもの〉ではなかったからです。

勉強や読書、なぎなた、バドミントンなどに熱中しました。
知識を広げること、夢中になれる経験をすること、そこから感じたこと・考えたことを文章で綴ることが、私にとっての自己表現でした。

電子書籍『私は私を生きていく読書会』を出版できたのも、学びをずーっと続けてこられたのも、容姿コンプレックスという欠落感があったおかげです。

「〇〇をやったことがあるの?」
「どうして、そんなことを知ってるの?」
「そんなにいろんなことをやる時間が、どうしてあるの?」

アラフィフになった今でも人から驚かれるのは、どれも私が幼いころから自然とやってきたことだから。

「可愛くない」という欠落感から、「かっこいい=ちょっと人と違う」行動を続けること、40年以上。

その経験が、チャレンジ精神、学び続ける力、継続力、追求力、洞察力、思考力、文章力、説明力、表現力を私にもたらしてくれました。

こうした自分独自の才能に気づき、可愛くなかったことに心から感謝できるようになれたのは、あるワークのおかげです。(後述します)

今でも鏡を見る回数は増えていませんが、鏡に映る自分を見て「嫌だなあ」と思うことはなくなりました。
私がカメラを前に笑えるようになったのも、写真を公開できるようになったのも、こうした背景があってのことです。

もしも、私が〈可愛い女の子〉だったら、あんなに勉強することはなく、日記や手紙を書き続けることもなく、海外に飛び出すこともなかったでしょう。
今、私が手にしている才能を身につけることも、なかったはずです。

「学校の休み時間、いつも塾の宿題をしていたよ」
大人になってから幼なじみに笑われましたが、私はまったく覚えていません。
規定通りの制服を着て、厚底メガネをかけて、ボサボサの髪で、勉強に打ち込んでいた中学生の私に、言ってあげたいです。

「容姿コンプレックスがあって、よかったね。それが、あなたにあなた独自の才能をもたらしてくれたんだよ」って。

欠落感から得た独自の才能とは?

欠落感とは、なくて寂しかったこと、できなくて嫌だったこと、欠乏感・劣等感を指します。

幼い子どもは〈諦める〉ということを知らないので、「嫌だ」と思ったことは、必ず何かで〈補う〉ための行動をします。
(嫌な状況から〈逃げる〉という道を選ぶこともあります)

私のケースでは、「可愛いくない自分が嫌だ」という欠落感・劣等感から、「可愛いらしい外見」の代わりに、「中身のかっこよさ」を求めて行動するようになりました。

それらの経験から、独自の才能をいくつも身につけることができました。
〈人生で最も大切なこと〉を大切にできるのも、これらの才能を磨いてきたおかげです。

欠落感は、同じ親に育てられたとしても(たとえ双子ちゃんでも)、人それぞれ違います。
たとえ同じような欠落感を持っていたとしても、それを補うため、あるいは逃げるために、「どんな行動をするか」が人によって違います。

結果として、欠落感から得た才能は、独自にものになります。

あなただけが感じる欠落感から、あなただけの行動を選び、行動し続けるからこそ、あなた独自の才能が育まれる。
それが、〈欠落感から得た独自の才能〉です。

そしてこの独自の才能は、必ず〈人生で最も大切にしていること〉につながっています。

「ああ!だから私はこんなふうに生きてきたんだ」
「確かにこれこそが、私が大切にしてきたことだ」

私自身、「これ」が肚落ちした瞬間、涙があふれました。

あなたは、幼いころになくて嫌だったことは、どんなことでしたか?
そのとき、あなたはどんなことをしていましたか?

幼いころからの行動が、あなた独自の才能を育んできたはずです。
よかったら、探してみてくださいね♪

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Dr.ディマティーニ バリューファクター®︎公認ファシリテーター
御影石 千夏

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