見出し画像

島に来て5日目。今の心境。

島に来て5日目。今日は1月13日(土)。外では雪が降っている中私は今西ノ島の図書館でこれを書いている。隣のシェアメイトと一緒に。
本当にまだ5日しか経ってないの?と思うぐらい来島してからの毎日が濃くて一瞬だった。もうすでにこの3ヶ月が終わって欲しくないと思う。

この5日を振り返って思うことはとにかく自分と向き合う時間が多かったな〜と、正確には向き合う機会を与えていただいたな〜ということ。自分は自分が思っていたより自分について知らないなと感じた。そして1番思うことは一緒に来た同期がすごい。本当にすごい。皆尊い。皆大好き。

研修の色々なコンテンツの中で特に印象に残っているのは「線形/非線形」の話とレゴのアクティビティである。線形と非線形とは、線形は何か目標を決めてそこに突き進むタイプ、非線形は何かをしながらその時その時の状況に応じて変化させていきながら事を進めていくタイプである。
このアクティビティの中ではこの3ヶ月どちらを意識していくか?という問いに基づいて自分がどっちなのか体育館の横幅を使って自分の位置を表現した。
私は圧倒的に非線形。なぜかと聞かれた時私は、「今まで何か目標を決められてやるのが嫌だったし、決めたくもない」と答えた気がする。その通り、私は何か制限されること、期限を決められることを最も嫌いで苦手としている。いつもきっちり何か目標を決めるより、その時その時に自分が面白そうと思ったことに手当たり次第飛び込んでここまで来た。だからこの島体験に参加したのも皆みたいにちゃんとした目標がある訳ではなくて、1番の理由は「面白そう」と思ったから直感でここに来た。今までそういう生き方をしてきたからそれが自分には合っているし、今後もそうやって生きていこうと思っていた。
でも皆の意見を聞いているうちに、自分はそうであってもこの海士町で過ごす3ヶ月は本当に非線形でいいのかと思った。思っていたより非線形タイプの人がいたが、その中でも線形を意識している人が数人いた。その人たちによれば、自分は今まで非線形タイプで、興味のあることに色々取り組んできたが、それが終わった後振り返ってみると、いつも「楽しかった」という感想で着地してしまいそこから得られるものがあまりなかったという。また、ある程度自分の進むべき方向が定まっていないと、後から振り返った時に今まで何をしていたのかとなったり、いつか壁にぶつかった時に苦労するといったようなことを言っていた気がする。
その意見を聞いて、自分は非線形タイプで今まで非線形で生きてきたからそうやって今後も生きていくんだろうなと思っていたけれど、同じ非線形でもそうやって考える人がいるんだなと知って自分もこの3ヶ月のことをもっとしっかり考えていかないといけないなと思った。確かに自分は今まで非線形の生き方をしてきて、楽しい経験が多く、学ぶこともたくさんあったけれど、あらかじめある程度目標を決めておいた方が学ぶことがもっと増えるのかなと感じたりした。

アクティビティをする中で一人一人がちゃんと意見を持っていて、それを聞くのが楽しいしすごいなって尊敬する。改めて自分のことを考える機会にもなるし、同時に相手のことも知れて最高。

もう一つ印象に残っているのがレゴを使ったアクティビティ。テーマに沿って限られたパーツを使って表現するというもの。テーマは1.タワー、2.自分の故郷、3.今の自分、4.3ヶ月後の自分だった。同じテーマなのに、人によって全く違う創作が出来て面白かった。こんな使い方があるんだと勉強になったり、こんな風な考え方や捉え方があるんだと感じたり。3つ目のテーマは非線形の自分の姿を表現した。
4つ目は考えさせられるテーマで、そこでも自分はあまり目標を持っていないタイプなんだと思った。自分はこの3ヶ月間で達成したいこと、例えば自分の方向を明らかにするとか、島の人とたくさん話すとか、ではないけれど、普段からこうなりたいと思っていることというか、特にこの島にいて多くの同期や島の人と関わる間に磨いていきたいと思うことを表現した。

それは、「心で考える」ということ。
これは1人のおばさんに言っていただいた言葉でもある。言われて強く自覚した部分でもあるが、私は頭で考えることが多い。何か面白そうと思ったことに飛び込むようなタイプである反面、とても優柔不断である。面白そうだとかを除いて、日常生活の些細な事を決めなければならない時、人と関わる時など、「こうしたらこうなって、こうなるよな…、でもこうしたらこうなるしな…」と常に先、先、先、のことまで想像してしまってリスクがある保証なんてないのに、いつも頭の中は考え事ばかりでぐるぐるして固くなってしまう。だから人任せにしてしまうことも多くて、「どっちでもいいよ」という答えが多い。でも私は、自分に「今あなたはどう思うの?どうしたいの?」と問いたい。自分の心で考える人になりたい。心の声に耳を傾けたい。そして心で相手と接する人になりたい。「心配り」ができる人になりたい。それをレゴで表現した。

「3ヶ月後の自分」

話はずれるが自分は頑固で楽観的である。自分の意思は曲げたくないし、自分が1番正しいとまで思っている節がある。頭でぐるぐる考えているから「これはこうなんだ」という固定概念も邪魔する。大体のことはなんとかなるし、うまくいくと思っている。なんとかしてくれるだろうとまで思っている。だから向上心が少ない。しかも頑固で自分の考えを突き通したいから自分本意。
なんか、自分がめちゃくちゃ自分勝手とまでは思わないけど、「こう思われたいからこうする」とかじゃなくて、本当に心から思った行動をしたいんだよな〜。相手に気を遣わずに自然と優しい行動ができるようになりたい。
それが今1番なりたい姿。自分の心に問いかけ続ければ自然と自分に正直に、自分の心に見合った行動ができると思う。

こんな感じで「こうなりたい」っていう人間という大きな規模感での目標はあっても、もっと具体的な、行動的なというか、小さな目標がない。

だから今は、「何で自分が楽しいと感じるのか」といつも感覚で感じてきたようなことをもっと言葉でできるようになること、自分のことをもっと知りたいっていうのと、何かもっと明確に目標を決めたいってことかなあ…
これを書いてる今も迷っているというか、定まっていないというか、何が書きたかったんだっけ、これで良かったんだっけ…(?)って思ってるけどそんなごちゃごちゃした頭の中を書いてみました。言葉もごちゃごちゃしてたと思いますが、ここまで読んでくれた人がいたらありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?