丿貫でクワトロ鯛ニボプレッソをいただいた記録

横浜にあるラーメン屋さん「丿貫」に行ってきました。桜木町駅と関内駅のだいたい間にある店ですが、ありがたいことに我が家から徒歩で少々、部屋着で出ても気にならない距離にあるお店です。実は数日前に一度行こうとしたのですが、着いた時間にはちょうどラストオーダーが終わっていました。その後、Twitterに載る日替わりメニューや自分のスケジュールを考え、やっと訪問できました。もう5月ですが今年初の訪問です。近場なのに。

訪問した日のメニューがこちらです。レギュラーメニューの「煮干そばclassic」×「黒酢の和え玉」もとても美味しいのですが、わたしのお目当ては日替わりメニューでした。

画像1

今回はTwitterで見かけた「クワトロ鯛ニボプレッソ」を注文。注文した後に残り1だと言っていたのでギリギリの来店でした。

画像2

こちらがクワトロ鯛ニボプレッソです。具材はお肉に玉ねぎのみじん切りなので、見た目はわりとシンプル。しかし圧倒的主役感を出しているのが、4種類の煮干しで取られた出汁です。メニューにも記載されていますが、長崎県産天竺鯛、横筋笛吹鯛、念仏鯛、真鯛の4種類の煮干しから出た出汁はとろみがあり濃厚。濃ゆい煮干の味わいが麺や具材によく絡みます。口に含むと、魚介の風味と煮干しの味わいが口中に広がりました。口の中に残る存在感が半端なく、食べ終わりまで余韻が消えませんでした。

そして麺がなくなった頃、わたしが悩んだ末に注文したのが「牡蠣の和え玉」です。

画像3

油そばの要領でいただけるので、こちらを混ぜ合わせて絡めながら食べると名前の通り牡蠣の風味がしっかりと感じられます。麺全体に対して牡蠣ソースの量がほどよかったので、これだけでいただくならば風味や味の濃さにしつこさは感じませんでした。

しかし、この和え玉の真価は、残ったラーメンのスープと合わせることで発揮されます。混ぜ合わせた状態の和え玉をスープに入れて絡めていただくことで、ニボプレッソ×牡蠣ソースの濃厚魚介風味が口中に広がります。煮干しの濃厚さは非常に強く、味のベースは煮干しを感じましたが、その中からアピールしてくる牡蠣の味わいがたまりませんでした。濃厚なスープの中でピリッと辛い生玉ねぎの味と食感が口の中で変化を与えてくれるので、ただ濃厚なだけではない、ピリッと辛いアクセントがたまりませんでした。
ただ、食べ終えた感覚としてはやはり濃厚な煮干し×牡蠣の後味が強く残っていたので、和え玉を少しさっぱりいただくなら黒酢の和え玉だったかなとも帰り道に考えました。

日頃からそこまでラーメンを食べている訳ではないので、ラーメンブログ書いてる人たちに比べればそこまでですし点数を付けたりなどは避けますが、自分への備忘なども兼ねて味の感想としました。今度は別の日替わりラーメンを食べに行きたいなと思っています。ワタリガニソバまだ未経験なので食べてみたいんですよね。
ちなみに「丿貫」さん、夜間営業では日本酒とラーメンをいただく店に変わるので、久々に日本酒の方もたしなみに行きたいなと思っています(昨今の事情より酒類提供がまた戻ってきた時にはですが)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?