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日向坂には愛しかない


おひさまもよく言う
「日向坂って、本当に良いグループだな。」

この“いいグループ”とはどういうことなんだろうか。
以前にもチーム論として、日向坂というチームについて書いたが

日向坂の基礎にあるのは、“優しさ”だと感じる。
日向坂46の周りには優しさが取り巻いている。だから、いいグループなのではないか。

そしてこの優しさは連鎖しているのだ。
それを強く感じた、2020年12月6日の日向坂で会いましょうだった。

1.日向坂で会いましょう(12/6)

企画は、「潜在能力風しりとリレー」

2問目のテーマが「丹生の直した方が良い所」だった。

このテーマが出てすぐに「ないよー」「ないない」とのガヤが飛ぶ。
このテーマが出たら、バラエティでは普通「あー...」という感じで少し笑いが起きるのだが、そんなことはない。ほんとに無いのだろう。ここでも温かさを感じる。

そもそも、このテーマも難解である。
あちこちオードリーでも話題に出ていたが、日向坂で会いましょうは企画がストイックすぎるのだ。
丹生ちゃんの直した方が良い所なんかメンバーから出るわけがない。
そんなこともわかった上でスタッフはやっていると察する。
そうなると、メンバーが訳の分からないことを言ってひと笑いというオチということであろうが...回答者にまだまだ経験の浅い、山口陽世がいた。


山口は、丹生を見つめ、丹生は懸命に何かを伝えようとする。

そしてさらに、「何でも言っても大丈夫だよ」という。
少しでも山口の気持ちが軽くなるように、丹生は優しく言う。

そして、山口が「ルールが難しい」と回答を絞り出す。

一見すると、意味のわからない回答であるが、オードリーの2人がフォローをする。ここにも優しさが滲み出ている。
そして、そのフォローを受け、丹生は「あるよ、あるよ」と言うのだ。

ストイックな企画の数々は、日向坂の互助の気持ち、温かさを引き出すためのものなのかもしれない。

2.メンバーの愛

グループとして活動をしているといろいろなことが起きる。一緒に走れなくなるときだってくる。そういう困難が訪れた時に見えるのが日向坂の温かさだ。松田好花、宮田愛萌が休養に入った際のメンバーのブログやトークはとにかく温かい。
特に、2020年10月15日の日向坂46×DASADA Fall&Winter collection配信ライブ後の松田好花のブログからは、温かさを顕著に感じる。

ランウェイにてメンバーが納豆ポーズ( ᐛ )٩و(美穂はわくピーポーズ🥜)をしてくれていました。
本当に嬉しかったです😭
なんて優しいんだと涙が止まりませんでした。
ランウェイの大事な決めポーズだというのに、、、
 
改めてこんなにも想ってくれて、待っていてくれる最高のグループのメンバーでいれることが本当に本当に幸せだなと感じました。
日向坂46でありながらも日向坂46の沼にハマっていく日々です。
こんなに好きなっちゃっていいの?状態ですね、、笑

私は、宮田が休養したときの潮紗理菜のブログが特に好きだ。

まなも〜!!ゆっくり休んでね!
みんなとずっとここで待ってるからね〜☺︎

”ここ”が日向坂なのだ。日向坂という場にみんながいるのだ。そこには彼女の場が確保されている。帰る場所をしっかりと示し、作って待っているのだ。

メンバー同士の仲の良さは周知の事実であるとは思うが、これは、間違いなく、1期生が作った流れである。前回のnoteと少し重複する部分があるが、連鎖という面から少し見てみる。

3.1期生の無償の愛

長濱ねるは、兼任解除の際にこう思った。

「この子たちはどうしてこんなに私に優しいんだろう。この優しさは無償の愛だな。私はみんなに愛してもらってたのに、なんでもっと早く打ち解けられなかったんだろう。」ー『日向坂46ストーリー』

元来、ほんとに性格のいい子たちが集まったのだと思うが、外因的な理由もある。1期生は、同じところで同じ苦労を抱えてきた強固な絆がある。だからこそ、ファンの中では、語り草となっている「衣装部屋立て篭もり事件」の際は、新しいものが入ってくることを拒み、”全員”で辞めようとした。

だが、2期生が入ってきてからは、”欅っていつだってやさしい”に形容される欅坂からもらった優しさを2期生に注いだ。

金村美玖は、自分が1期生から嫌われてるんじゃないか。と思いこんでいた。本気で悩み、唯一相談できる影山優佳に尋ねたりもした。それを知ってか知らないかはわからないが、舞台『あゆみ』の本番前に柿崎芽実が「にゃー」と猫のものまねをしながら絡んできた。それだけだが金村にとっては嬉しかった。これも柿崎なりの愛なのだ。

さらに、舞台『マギレコ』の際も、金村の台本に「しほは金村のことが好きだよ。たぶん。」と加藤史帆の筆跡で書かれていた。これも加藤の優しさである。

2020年12月15日放送回の「あちこちオードリー」でも語られていたが、1期生は特に人見知りが多い。が故に、2期生と仲良くなるのに時間がかかったということであろう。しかし、元来持ち合わせている無償の愛で優しさを2期生に伝えている。

4.一人ぼっちの3期生

グループとしての大きな契機は、上村ひなのの加入かもしれない。2期生は最初の頃少し抱いていた先輩との距離感を上村には感じさせないようにしようとした。このことは、セルフDocumentary of 日向坂46での金村美玖のエピソードでも語られている。

「3期生って言ってるけどほぼ2期生だよ、いま、いてくれてありがとう。」

1期生、2期生と期ごとに集まる場面でも、上村を1期生のところや2期生のところへと先輩が誘い入れる。絶対に一人にしないのだ。
これは、1期生は、欅坂と長濱ねるとの関係から経験として学んだこと。2期生は、先輩である1期生との関係から経験として学んだことを生かしているのだと思う。

同期がいないのは大変なことも多いと思いますが、
悲しい思いなんてする暇もないくらい
私たちが可愛がってあげる予定です👶

同期のメンバーがいなくて不安なこともあると思うけれど、私に出来ることがあったら力になりたいなぁ(o・・o)

さらに、新三期が加入した際は、上村のお友達が加入したという言い方をしていたが、その反面、少しお姉さんとして(歳は下だが)先輩からされた優しさを新三期に注いでるように感じる。こうして日向坂には、優しさが連鎖していっているのだ。

5.連鎖した優しさは

日向坂で会いましょうのプロデューサー長尾さんはこう語る。

「関わっていくうちに『この子たちの力になりたい』と思わされる何かがあるんですよね。努力する姿であったり、壁を乗り越えようとするひたむきさであったり、いろいろですけど…」ー月刊BLT9月号

日向坂で会いましょうのディレクター関谷さんはこう語る。

「みんながアンケートをちゃんと書いてくれるから、そこから企画を吸い上げることも可能なんです。それはすごくありがたいですし、みんな本当にがんばっているので、その期待には応えてあげたくて。」ー月刊BLT12月号

彼女たちの真摯に物事に向き合い、悪意がなく優しいハッピーオーラで活動する姿に周りの人間も、強く心を打たれる。

周りの人間にも彼女たちの優しさが連鎖していっている。

それが如実に表れたと感じるのは、松田好花の休養中に届いた周りの人間からもらった千羽鶴のエピソードだ。

千羽鶴はメンバー、マネージャーさん、メイクさん、衣装さん、、、様々な関係者の方々が皆さんで協力して折ってくださったみたいなんです😭
お忙しい中で、自分の時間を割いてまでこんなにも素敵な千羽鶴を折ってくださって、本当に本当に嬉しいです。

舞台「七色いんこ」の千秋楽の前日、スタッフ、演者全員に朝の4時までかかって手紙を書いた。このようなことを日頃からしているからこそ、自分に優しさが帰ってきているのだ。

松田に限らず、以前に冠番組を担当していたサンドウィッチマンに誕生日色紙を送ったり、アンゴラ村長にメッセージ付きでCDを送ったり、細かな愛を伝え続けていることから、このような優しさの連鎖が起こって日向坂46に帰ってきているのだ。

6.日向坂という運命のいたずら

日向坂46は、すべてのことが運命だと思う。

もし、長濱ねるの母親が連れ帰らなければ…

もし、父親が連絡しなければ…

もし、2期生追加オーディションをあのタイミングでしなければ…

もし、平手友梨奈が怪我をしなければ…

もし、ひらがな推しのMCがオードリーでなくはんにゃだったら…

もし、上村ひなのが一人で加入しなければ…。

たくさんの運命のいたずらによって、成立している。だから、愛おしい。

そして、この愛の優しさの連鎖は、おひさまにもつながっているはずだ。

彼女たちからもらう愛を私達はしっかりと受け取り、おひさまとして、彼女たちを照らす存在でありたい。

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