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日記:家で深夜に目覚めて知らない人の「気配」を顔の真上に感じた時に叫ぶ言葉とは?

はじめに

半分ノンフィクションですが、ちゃんとオチはありますので安心して読んでください。

※1900文字くらい

本編

感覚で深夜3時頃に突然目が覚めた。それ自体は自律神経が壊れているのでよくあることなのだが、今回は違和感があった。人の気配を間近に思いっきり感じた。と同時に自分の身体が一切動かないことに気付いた。

漫画みたいに両手足を縛られたのか?と思ったが、手足4方向から同時に伝わる独特の振動(リズム)を感じなかった。拘束はされていない。

じゃあなぜ身体が動かない?暫くして、これが金縛りだと気付いた。「初めて体験するな〜」などと少し喜んでいたのも最初の間だけである。だって人の気配があるのに身体動かんし。まあまあ非常事態だろ。

ただ最初は「鍵閉め忘れたかな?隣の人が間違えて入ってきちゃって隣で寝てるのかな?」と思っていた。楽観的だという指摘は当然だが、この思考になった理由は当然ある。

実は俺は昨年の11月、泥酔した際に隣の家に上がり込んで寝たことがある。多分座標の感覚がバグっていたことと、右隣の家の人がたまたま鍵を閉め忘れていたことで発生した奇跡のマッチングだ。

隣人曰く、そのあと暫くしたら目覚めて無言で勝手に家を出たらしい。よく通報されなかったな(しなかったな)と思う。という出来事を今年に入って隣人に教えられた。はよ言えや。

こんなんをTwitterに書いたら本当に異常者と思われそうなのが嫌なのでここに書いた次第である。これは完全に偏見ですが、noteのフォロワーの皆さんはその辺は寛容だと思ってる。

閑話休題。しかしその思い込みは「違う」となった。上手く言語化できないのだが、その気配からは「悪意」を感じ取ったからである。部屋も真っ暗で正体も確認できない。まあ部屋を明るくして本当に「知らない人間」がいたら困るのだが…。

恐怖感でビビりまくった俺は思わず「西さん!(職場の別部署の同僚)」と叫んだ。なんでそう叫んだのか分からないが、西さんはガタイMAXで単純に強そうなので助けを求めただけだと自己分析している。

あと個人的には声が出たことに感動した感覚が最高だった。こういう体験はほぼ再現性が無いので無限に咀嚼している。このnoteもその一環だ。バトル漫画で言えば「毒を盛られたけど緩和されて右腕が動くようになった」みたいな?違う?

しかし「気配」はそんな叫び声に反応することはなかった。「気配」が顔にドンドン近付いてくる。その時に無意識に発した言葉を一生忘れることは無いと思う。

俺は「負けねえ!」と叫んだ。精一杯振り絞ったバトル言葉だった。自分で突っ込んでアレだけど、こういう場面で喧嘩売る言葉を吐く癖はマジで直したいです。

すると「気配」が突然消えた。作戦勝ちか?金縛りは解除されなかったが、もう疲れたし眠気が限界にきたので再度寝た。玄関まで気配を追う気力もなかった。ちなみに金縛りの状態で眠るって出来たんだと今は思ってます。

そして朝、再度目が覚めると、家がグチャグチャになっていた。玄関に行くと椅子が破壊され半ばバリケードになっていた。さながらベルリンの戦い(末期)である。ベランダに出ると、家具の破片が地面に散乱している。テレビの液晶はバキバキになっていた。

「嘘だろ…」と呆然としたのだが、もう取り返しがつかないし「グチャグチャの家で寝るの、戦場で寝る兵士みたいでいいな」と思ったので、置いた覚えのない、床に転がっていたセブンイレブンのチューハイをがぶ飲みして再度寝た。

感覚としては、寝坊でバイトの遅刻確定した時に「10分遅れるのも20分遅れるのもかわんねーよ」とガッツリと煙草を2本吸ってから家を出るのに似ている。違うか。

で、再度目を覚ますと部屋はいつも通りだった。玄関の鍵も閉まっていた。つまり夢、というか悪夢です。ということは夢の中で起きる→寝る→起きる→寝る、の流れを繰り返したことになる。欲張りセットかよ。

「ん?窓ガラスもバキバキに破壊されていた筈で、なんでそれを書いてないんだ?」と気付いた方もいたかと思います。

おわりに

夢自体をほとんど見ないのですが、最悪な夢だったのでnoteに書きました。

夢って1日に3~4個は見ていて、その大半は忘れているそうですね。神経質だったり繊細な方は見た夢をよく覚えていて、反対に夢を見ない人は楽観的だったり悩みが少ないそうですよ。

タイトルの件ですが、太平洋戦争では日本軍兵士は死ぬ直前は「天皇陛下万歳!」ではなく「お母さん!」と叫んでいる人が多かったとどこかの文献で読んだ記憶があります。

心当たりある方は教えてください。

久々に覚えていた夢がこんなんって、俺は呪われてんのかな。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

以上

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