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アイコン描いてくれたフォロワーが逮捕されたのがきっかけで裁判傍聴に行った(前段階)

はじめに

※私は頭パッパラパー大学あそ文学部卒ですので、法律用語などは参考程度でお願い致します。

裁判の傍聴に行ってきました。本記事はそれのアウトプットです。

なんで裁判傍聴したん?については標題の通りです。詳述すると2020年にこのアイコンをフォロワーに描いてもらったのですが、そのフォロワーが違法薬物(正確には大麻取締法違反)で逮捕されたのがきっかけです。

※Twitterでも呟きましたが、私は違法薬物の所持・使用は一切行っておりません。また私は罰金・非行歴が一切なく、ましてやTwitterで一度も凍結されたことがない、現実社会とSNSに於いて非常に模範的で品行方正な人間です。

実はフォロワーの逮捕は今回が初めてではありません(お前らなにしてんの?)。しかし今回はアイコンを描いてくれたフォロワーです。ギリギリ参考人として呼ばれそうな距離感の人間の逮捕です。

別にフォロワーが裏で殺○してようがシャブしてようが、私に直接的な危害損害がなければどーでもいいのですが、この「アイコン描いてくれたフォロワーが違法薬物で逮捕されてた」という面白イベントを流すのは勿体ないなと思いました。

こういう時に短期でインプット・アウトプットすると自身の血肉(ちにく)となります。早速、ブックオフに行って検察庁幹部OBが著した逮捕~裁判までの解説書を読み込み、同日に大阪地方裁判所(+高等裁判所)へ向かいました。

ここからは、本記事をお読みの方は裁判傍聴は未経験という前提で記載させて頂きます。

記事構成ですが「私がどれくらいのレベルの前提知識で傍聴に行ったか」を初めに記載し、そこから傍聴した裁判(地裁×2+高裁×1)について記します。私が「え!?」と驚いた点についても記載します。これはなるべく傍聴ほぼ未経験の皆様(つまり、俺)と同じ目線に立ったものも書きたいからです。

ただ本記事を書いている間に傍聴前の記載のボリュームが大きくなってしまいました。傍聴の内容については次回の記事となります。

もし司法修習生とかおられましたら「こいつアホやなw」と思いながら読んでください。

※3000文字くらい

本編

裁判の傍聴に行くか!

手順についてはもはや私が改めて記載するまでもないのです。各自で適当に「○○地裁 傍聴」でググって頂ければと思います。本記事では大阪地裁高裁(以下、大阪裁判所。但し地裁高裁については別)について書きます。

ちわ〜

なお、この裁判は誰でも無料で見ることができます(芸能人の裁判など「人気」のものは別です。その際は抽選)。

「なんで誰でも傍聴できんの?」についての説明は難しいんですが、めっっっちゃ簡単に言えば「俺たち司法は後ろめたいことしてませんよ。だから誰でもいつでも見に来てね~」の証左でしょうか。

気になる人はフランス革命から遡ってください。人類が「基本的人権」の確立にどれだけ腐心したかを知ることができます。余談でした。

話は戻って、大阪裁判所での「じゃあどうやって傍聴すんの?」の具体的な話をします。

まず最初に手荷物検査を受けます。当たり前ですが刃物など危険物はNGです。ちなみに私は大阪裁判所へ寄る前にフォロワーの留置場攻略マニュアルをメロンブックスで購入していたのですが、これ見られたときに若干ヤバい雰囲気になりました。

皆様におかれましては「清廉潔白」な身形(みなり)でご訪問されることをご推奨させて頂きます。繰り返しますが私は罰金・非行歴は一切ありません。

裁判の傍聴をするか!

裁判の傍聴ですが「今日の裁判はこれ!」とババーンッ!と掲示されているわけではありません(裁判所による?)。

大阪の場合は本館に「今日の裁判一覧」みたいなファイルが置かれているので、これを確認する必要があります。

私はいつも通り謎の逆張りを発動して「そんなん聞かなくてもわかるが?」のノリで臨み、無事裁判所を徘徊する不審者になりました。当時はまあまあ目立つ服装もしていたことも要因です。

皆様におかれましては一階にポケモンセンターみたいな感じで案内所がありますので、分らんかったら素直にここで「傍聴したいんですが~」と聞きましょう。

ファイルは、①刑事事件地裁×2(内容は同じ)②刑事事件高裁×1③民事事件×2(内容は同じ)があります。数量はうろ覚えです。取り敢えず今日執り行われる裁判リストがあるという認識でお願い致します。

このファイルには各ページに「○○法廷でやる裁判リスト」というのが列挙されています。傍聴に来た人間はこれを見てどの裁判を傍聴するか判断します。裁判情報については、被告人や裁判官、書記官の名前などが書かれています。

けどこれは我々傍聴の素人にはどうでもいいです。怒られるかもですが。我々素人が見るべきは「事件名」「裁判予定」です。

「事件名」については強盗致傷とか過失運転致死とか、ニュースでよく聞くやつですね。「裁判予定」については「新件」「審理」「判決」があります。ここでは「新件」の傍聴をお勧めします。

「新件」というのはつまり、いまから○○事件についての裁判やりますよ~というものであり、被告人の人となりから事件の概要、それを証明する証拠などが述べられます。初見さん向けみたいな感じ?です。知らんけど。

実際に傍聴するぞ!

傍聴する裁判が決まったら実際にその法廷にまで赴く必要があります。

なお、裁判の傍聴は確かに誰でも見れて無料なのですが基本的な説明は皆無です。受付で聞けば回答あるかもしれませんが。以下、初見裁判傍聴の手引きを私の経験を交えて初心者目線で記載します。一つは裁判開始時間の10分前に着席が目標です。

「法廷」と聞くと荘厳なイメージを持たれるかもですが(実際に神聖なものではありますが)、会議室みたいな感じで各階に複数設置されています。そして外から中の様子を見ることは、ほぼできません。ドアに設置された小窓から見ることはできます。

「じゃあ何分前に空くの?」については、裁判によります。私が3件傍聴した時の例は下記の通りです。

地裁①(午後イチの裁判)

入り口近くで待っていると、突然扉が「ガチャ」と開錠された音が鳴る
→一瞬だけ扉が開閉される
→周囲の人間が法廷に入る
→おれ「これ合図なんか~~~」

地裁②(午後イチの次の裁判)
→10分前に到着し、扉を開けると普通に開く
→もう入るしかないので入場
※入学式で初めて教室に入った感じみたいな視線を浴びます

高裁①
→10分前に到着しドアノブに手をかけるも扉の鍵が締まっている
→中から事務員?らしき人が登場
→「○○さんですか?」「違います」
→事務員?から「(いろいろあって)開廷遅れます」アナウンス
→あとから弁護士が遅れて?やってきた
→事務員「〜〜〜(聞き取れないけど中に入れますとか言ってる?)」

初見殺しのオンパレードです。私は「あ、これ目立つと傍聴界隈(?)でネタにされる」と察知し、当時はオレンジ色のクッソテカテカの上着を着用していたのですが、男子トイレで着替えて全身真っ黒オタクにチェンジしています。

アドバイスとしては、法廷の周囲に傍聴マニアみたいな人間がいますので彼らに合わせればいいと思います。

おわりに

なんか傍聴するまでを書いてクッソ長くなったので一旦ここで本記事を締めます。

次回、手マン裁判(準強制わいせつ)に続きます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

以上

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