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自論:飲食店に於けるコミュニケーション

はじめに

結論(?)から書くと、俺は飲食店で一人で飲み食いしている時は他人とコミュニケーションをとりたくない派です。相手が老若男女問わず。一人で黙々と料理を味わって、黙々と飲んで、黙々とTwitterをしています。飲食店で常連さん達と知り合って盛り上がってワイワイ!そこから仲良くなって!とか一切求めていません。

なんか高尚な感じのタイトルですが、単純に俺が一人飯をしたときに思ったことをただ書き連ねているだけの記事です。自身の記憶と思考整理ですが、お時間のある方は人の頭の中を覗く感じで最後までお読み頂ければ幸いです。

※2600文字くらい

本編

■カフェ

去年の話だが、朝7時頃に散歩をしている時にモーニングを提供しているカフェを見つけた。しかも和食である。値段も450円とバカ安い。俺は自律神経が完全にぶっ壊れており朝4時半頃に目覚める頻度が多いため「この店ええやん!」となった。

店内はL字型のカウンター席(そして内部に厨房)、テーブル席が2つ。ラーメン屋みたいな感じと思っていただければいい。モーニングを注文すると、味噌汁・白米・焼き魚・だし巻き卵・生卵・海苔が乗ったプレートが暫くすると運ばれてきた。

━━━豪華すぎる。神か?

完食しお会計をしている時に、店主と思しき初老の男性から「この辺にお住まいなんですか?」と聞かれ「まぁ…っス」とオタクらしいボソボソ声で返答した。思えばこれが序章だった。

次の週の土曜の朝に再度そのカフェへ行きモーニングを頼んだ。プレートが運ばれてくるまで俺は本を読んでいた。

店主「どういった本を読んでるんすか?」
おれ「哲学とか歴史の本ですね~」
店主「いいですねぇ!歴史ならどの分野が好きなんですか?」
おれ「ヨーロッパとかっすね…」

ちなみに、俺はどんな本を読んでいるかと初対面の人間に聞かれると「哲学とか歴史の本」とざっくり答えている。これは街コンで「趣味は読書と美術館・博物館・プラネタリウム鑑賞です」と自己紹介した際に「どんな本を読むんですか~?」と聞かれて「人文学や社会学や自然科学です」と返したら女性陣から「は?何言ってんだお前?」な反応をされたトラウマからです。

あと美術館・博物館・プラネタリウム鑑賞はなんか高尚な感じでドン引きされる傾向にある。おかしいだろ。これもう完全に老人の文化になった感じ?違うと信じています。

閑話休題。その翌週、いつものようにカフェへ行く。モーニングが運ばれ「いただきます」と手を合わせる。

店主「食べる前にしっかり”いただきます”していていいですなぁ!」
おれ「そうっすか?」
店主「いやぁ~(そこから先は忘れた)」

また次の週
店主「ちょうどいい!今常連の〇〇さんも来てまして~」
おれ「っす」
〇〇「(忘れた)」

またまた次の週
店主「私は退職前は〜(忘れた)」
おれ「そうなんすか〜(黙々と食べて〜)」

それ以降、俺がそのカフェへ行くことはなかった。

やっぱオタクは素直になか卯に行くべき。

ちなみにこれ以降に朝食を摂る習慣自体もほぼ無くなりました。

■個人経営の居酒屋・バー

個人経営のこじんまりとした居酒屋やバーにたまに一人で行くのだが、隅っこのほうで身を縮ませながら一生スマートフォンを触って「話しかけないでください」オーラを出している。誰がどう見ても根暗キモオタクである。

ただ店主やマスターとは喋る(じゃないと「一人で家で飲めよ」となるし…)。こういう会話は非常に楽しい。平日の仕事の関係上での会話と違って脳からで趣味のこと、自分の近況などを話すことができる。お前さっき店主に話し掛けられてカフェに行くのやめたよな?と思うかもしれないが、それとこれとは別。朝食は一人で黙々と食べたい(暴虐)。

しかしこうやって会話が盛り上がっていると、ほかの客も会話に参戦することがよくある。これがすっげえ俺は嫌なんですわ。ただただ会話をそつなくこなすためのラリーの応酬。相手に踏み込むこともない。相手の地雷がどこにあるか分からないので。

逆にこちらも踏み込まれたくない。じゃあお互いを知るために名前聞くなりコミュニケーション取れよ、とお考えかもしれないが冒頭で書いたように俺はコミュニケーション自体を求めていない。

一番最悪なのが「Twitterやってます?」と聞かれることだ。そこはLINEだろ。俺はLINEの交換自体は抵抗が一切ないのでそっちのが気楽だ。数回ほどTwitterアカウントを教えたことがあるが、どれもアカウント見た瞬間に「え?」な反応だった。

これは俺自身が気持ち悪い自覚があるので気持ちがわかる。やっぱ俺は俺のアカウント→現実というプロセスで知り合った人間としか深く交流できないんだなと実感する。完全に病気です。俺のツイートそんなに変か?と思っていたのだが、結構好き嫌いがあるようなので。

関連してさらにキツいのが「〇〇さんも常連で~気が合うと思うからフォローしなよ!」と言われることや、会ったことないけど視界に入ったことはある気がする人からフォローされることだ。断っても・フォローを返さなくてもカドが立つ。ただこの辺は俺はもう振り切っているので普通に拒否するようにしている。

ただし最低限の社交性は有しているので、なんかお店が盛り上がってる雰囲気なら最低限ノるようにしている。全体の雰囲気は損なわせたくない。俺は弱い。なので今はイベントとかあるっぽい日は避けるようになった。

おわりに

飲食店で常連同士が仲良くなって不定期でBBQして~とか、店に通って何回かほかのお客さんとやり取りしているうちに交際に至り~というのは素晴らしいと思う。同僚もそんな感じで一目惚れからのナンパで結婚に至った。

働いてからの人間関係というのは自分からアクションを起こさない限り閉塞しがちなものなので、話し掛けられることはポジティブに受け止めてもいいと思うし、本来ならそれが良いと思う。人間関係に新しい風を吹き込むのことに批判の余地は一切ない。

けどさ〜〜〜俺、そういういの無理なんすわ。頭では理解しても感情が拒否している。多分3年後にはなにかしらの病名が付いていると思う。この記事を書いていて俺の性格ひねくれ過ぎだろと少し自己嫌悪しました。やっぱり活字にして自分の思考を書くのって、自分を見つめ直すいい機会になりますね。noteさんありがとうございます!(媚び) 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上

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