05 日本人と漢字について


皆さんこんにちは、コバチバです。

今回は漢字について記事を書きたいと思います。

ちなみに私は最近「虫」の書き順が違くて知り合いに笑われました 笑

ご興味あればお読みください


漢字について


漢字は殷の時代から使われ始めた中国の漢民族発祥の文字であり日本以外の多くの地域で使われました。
公式的に日本では第15代の応神天皇(西暦385年)に百済国の王仁の来朝によって漢字を習得したとされています。

それまで日本では子々孫々の故事伝承を語部などの口伝で継承されていたましたが、木簡や紙を通して漢字で筆録されるようになり第17代履中天皇(在位400年~405年)の頃には記録時代なりました。

その為高度な漢字文化の解読が成され、後世に残す意欲が高まり古事記によれば第33代推古天皇(西暦602年)の時代に聖徳太子や蘇我馬子などによって国史の編纂が行われたことが記されています。

私たちの先祖が輸入した漢字を熱心に解読し、自分たちに扱えるようにしたおかげで日本書紀や古事記などの文字の記録を通して過去の時代に何があったのかを分かるようになったのはありがたいことですね。

そしてこの古事記によって神話から続く天皇の皇位継承の歴史が記されることによって天皇の権威が確立し日本としての国家統合が進むことになった。その後この漢字を元に平安時代には漢字の簡易文字であるひらがな文字やカタカナ文字が生まれ、心情や自然現象を深く考察した和歌や詩の創作が活発になりました。

また簡易文字のおかげで上流階級のみであった文字の習得や教育が徐々に民衆にも普及するきっかけとなりました。後に漢字・ひらがな・カタカナによる使い分けは日本人の多様な情緒や感覚を上手く言語化することを可能にしたことから漢字から得た恩恵はとても計り知れません。


最後まで読んでくださった方ありがとうございました。


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