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026 日本の国立博物館について


皆さんこんにちはコバチバです。

今日は日本の国立博物館についての記事を書きたいと思います。

自分は博物館巡りが趣味で、色々な博物館(主に歴史や民俗)に行った事がありますが、やはり魅力度的には市立<県立<国立の優劣があると感じております。

理由は単純に予算や人員の規模に違いがあるからですが、中には市立ですが県立より魅力的な博物館もありました。しかし国立は、市立と県立を上回る魅力があります。

今回はそんな国立という国の威信をかけて作り上げた(多分)博物館を紹介致します。

日本の国立博物館の一覧

早速、国立博物館の一覧を見てみましょう。

①東京国立博物館 (東京都台東区)
②京都国立博物館 (京都府京都市)
③奈良国立博物館 (奈良県奈良市)
④九州国立博物館 (福岡県太宰府市)
⑤国立民族学博物館 (大阪府吹田市)
⑥国立歴史民俗博物館 (千葉県佐倉市)
⑦国立アイヌ民族博物館( 北海道白老郡白老町)

ちなみに他に国立がつく博物館や美術館は、
国立科学博物館(東京都台東区)
東京国立近代美術館(東京都千代田区)
京都国立近代美術館(京都府京都市)
国立国際美術館(大阪府北区)
国立近現代建築資料館(東京都文京区)
があります。

それぞれの国立博物館を個別に簡単に見てみましょう。


東京国立博物館

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東京国立博物館(愛称 トーハク)は、明治5年(1872)、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まる、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。 こうした収蔵品の調査・研究、ならびに保存・修復を行い、展示をしています。(東京国立博物館HPより抜粋)

自分が観賞に行った際は三国支展や兵馬俑(中国)の展示が行われ、海外の展示も活発に行われているようでした。

三国志ファンとしては曹休が実際に使った印が展示されていて、歴史的ロマンを感じました。(他の作品は三国時代の後世に作られたものが大半)

上野公園には他にも国立科学博物館や上野動物園が近くにあり、色々楽しめます。

京都国立博物館

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京都国立博物館は明治30年に京都東山の山麓に開館した100年余の歴史をもつ博物館です。
京都国立博物館の起源は、明治の初め、西洋化・近代化を進めようという風潮の中で、日本の伝統的な文化が軽んじられ、古いもの、寺社仏閣の宝物などが破壊や散逸の危機にさらされていたことを背景に、明治22年そのような文化財を保護するため、東京・京都・奈良に国立の博物館を設立することが定められたことにあります。

この博物館では、京都に伝来した美術作品や文化財、また日本・東洋の古美術品や埋蔵文化財などを収蔵しています。
考古遺物・陶磁器・仏像を中心とする彫刻作品や古代から近世にかけての絵画・書跡・染織・漆工・金工などの美術工芸品の展示や、特別展覧会を開催しています。(京都国立博物館HPより抜粋)

日本の古都「京都」という名前は伊達ではない展示のクオリティだったと覚えています。中の展示品は撮影禁止だったのが残念ではありました。


奈良国立博物館

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「奈良国立博物館」は、世界遺産である東大寺、興福寺、春日大社が点在する奈良公園の中にあります。

「奈良国立博物館」は、国内に4つある国立博物館の一つで、1895年に東京国立博物館に次ぐ2番目の国立博物館として開館しました。国宝・十一面観音像など国内屈指の仏教にまつわるコレクションは圧巻で、常設展示のほか名品展・特別展なども随時開催されています。

聖武天皇ゆかりの名宝を展示する「正倉院展」は、毎年秋に開催され、20万人を超える観覧者が訪れる一大イベントとなっています。いにしえの都・奈良が誇る仏教芸術の名品の数々に出会い、歴史と文化のすばらしさにふれることができます。(奈良国立博物館HPより抜粋)

自分が行った際は本館が休館日で、ちょっと残念だったのを覚えています。なので鹿と触れ合っていました(笑)

とにかく仏像が多いイメージです。


九州国立博物館

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九州国立博物館は国立文化財機構に属し、東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として、平成17年10月16日に福岡県の太宰府の地に開館しました。

大宰府は、「遠の朝廷(とおのみかど)」とよばれた日本古代史における重要な拠点、九州地方を統括する地であるとともに、世界との交流の地でもありました。その太宰府の歴史的な環境の中で、地元太宰府をはじめ多くの皆様による長年にわたる物心両面の熱心な誘致活動が結び付いての開館でした。

当館が九州に在ることの意味を認識し「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」という館のコンセプトと、開館以来掲げてきた「学校より面白く、教科書より分かり易い」という目標の実現に向かって、親しみ易く楽しい九州国立博物館への道筋を歩みつづけます。(九州国立博物館HPより抜粋)

自分が九州に旅行に行った際に、臨時閉館日で唯一入館できなかった国立博物館ですので、次こそは訪問したいと思います。


国立民族学博物館

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国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館しました。去る2017年に開館40周年を迎え、来る2024年には創設50周年を迎えることになります。
みんぱくの研究者たちは、それぞれが世界各地でフィールドワークに従事し、人類文化の多様性と共通性、そして地球規模での社会の動態について調査研究を続けています。また、みんぱくには、総合研究大学院大学(総研大)文化科学研究科の二つの専攻、地域文化学専攻と比較文化学専攻がおかれています。文化人類学関係の単体の教育研究機関として、世界全域をカヴァーする研究者の陣容と研究組織をもつという点で、みんぱくは世界で唯一の存在といえます。
一方で、みんぱくがこれまでに収集してきた標本資料、モノの資料は、現在、約34万5千点を数えます。これは、20世紀後半以降に築かれた民族学コレクションとしては世界最大のものです。また、博物館施設の規模の上で、みんぱくは、世界最大の民族学博物館となっています。(国立民族学博物館HPより抜粋)

自分が入館して思ったのは、「世界中の文化物をよくこれだけ集めたな」と感嘆したことを覚えています。展示量があまりに多くて時間の都合ですべて見れなかったです (笑)


国立歴史民俗博物館

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「歴博」の愛称で親しまれている国立歴史民俗博物館は、昭和58年3月に開館しました。本館は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館で、千葉県佐倉市 にある佐倉城址の一角、約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万8千平方メートルの壮大な規模を有する歴史の殿堂です。 先史・古代から現代に至るまでの歴史と列島の民俗文化をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています。
(国立歴史民俗博物館HPより抜粋)

自分の地元千葉県にあるので、5回ほど訪れたことがあります。ここは企画展がハワイと日本の歩みや性差の日本史などニッチで興味深い企画をしてくれるので最近は毎年行っています。

博物館のある佐倉市には、かつて佐倉藩と言われる千葉で一番大きい江戸時代の藩あり、千葉県の県庁所在地候補の1つでもありました。


国立アイヌ民族博物館

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国立アイヌ民族博物館は我が国に初めて誕生した、アイヌ文化の展示や調査研究などに特化した国立博物館です。アイヌ民族の文化を復興し、発展させるべく創設されました。

 博物館を擁するウポポイ(民族共生象徴空間)は、その基本構想にも書かれていますように、「我が国の貴重な文化」であるアイヌ文化を復興・発展させるとともに、先住民族の尊厳を尊重し、「差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会」を築いていくという重要な意義を持つ国家プロジェクトです。国立アイヌ民族博物館はそのウポポイの中核施設として、「先住民族であるアイヌの尊厳を尊重し、国内外のアイヌの歴史・文化に関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たなアイヌ文化の創造及び発展に寄与する」という理念を掲げ、アイヌ文化の展示、調査研究、教育普及、人材育成、資料整備等に取り組みます。

 アイヌ民族をはじめ、世界各地の先住民族の多くは、国家の政策によって生活基盤である土地や資源を奪われ、独自の言語を使うことを禁じられ、不当な差別を受けるなど、苦しい時代を経験しています。その過程で、彼らの貴重な文化が消滅の危機に瀕することすら珍しいことではありませんでした。しかし、そのような逆境にあっても、多くの先住民族が文化の伝承を地道に続け、自ら博物館をつくり、自らの拠り所となる文化を保存、復興しようとしてきました。アイヌ民族もまたそのような民族の一つであり、ここ白老の地には自らが創立した「アイヌ民族博物館」という博物館が30年以上にわたって運営されてきました。この博物館は展示と芸能でアイヌ文化を紹介し、また文化を通じて世界各地の先住民族と交流してきました。つまり、文化復興と民族共生を先取りする形で活動してきたのです。

 この「アイヌ民族博物館」はウポポイ建設に伴って2018年3月にその歴史を閉じましたが、その精神は、ウポポイとその中核施設である国立アイヌ民族博物館が着実に受け継いでいきます。(国立アイヌ民族博物館HPより抜粋)

この博物館は2020年に開館した、国立博物館のなかでは一番新しい博物館になります。北海道に旅行した際まだ開館してなかったので、是非行きたいと考えています。



余談 東北歴史博物館

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国立博物館ではありませんが、自分が次に行きたい博物館として東北歴史博物館(宮城県多賀城市)があります。

奈良時代から平安時代に陸奥国府や鎮守府が置かれ、11世紀中頃までの東北地方の政治・軍事・文化の中心地だった多賀城の史跡の近くにあり、東北や宮城の歴史的展示物があるそうなので是非行ってみたいですね。


最後に


今回、記事にしてみて感じたのは、思いのほか国立博物館や美術館はたくさんあると感じました。日本は島国だったので他国の侵略を受けて文化や遺産が根こそぎ破壊されるような機会が少なかったので、貴重な遺産がたくさん残っているのかもしれませんね。

ひとまず次回、東北歴史博物館もそうですが、九州国立博物館に今度は入館して、アイヌ民族博物館にも行って日本の国立博物館を制覇したいと思っています。

2021年8月現在は、コロナ禍で外出がなかなかできませんが、アフターコロナの世界が来ることを信じて楽しみに準備をしていきたいと思います。





最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

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