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お金は手段であって、それがすべてじゃない。自分の生きたい人生を実現するために。『これからのお金の教科書』

田端信太郎さんの
『これからのお金の教科書 年収の伸びしろがケタ違いになる視点65』
を読みました。

朝渋で著者の田端信太郎さんの
登壇イベントが2020年10月28日に開催。
視聴参加したことをきっかけに
購入して読んだ一冊。

お金を理由に行動できない、を救う一冊

朝渋の著者イベントでも
お聴きしたのですが、多くの人は
「お金がない」「お金が減る」を
お金の悩みを障壁にして
やりたいことをやれない現状。

また同時に、お金について
知らないから行動できないとも。

それを救えればと書かれた本書には、
一般論では語りきれない、
お金とその周りの話が
たっぷりとまとめられています。

本書の章構成

はじめに
Chapter 1 「お金」に支配される人生を抜け出す
Chapter 2 「使い方」を変えてお金への主導権を握る
Chapter 3 「給料」だけでは永遠にお金持ちになれない
Chapter 4 「資本」を増やして資本主義社会を乗りこなす
Chapter 5 「稼ぐ」ための視点を手に入れろ
Chapter 6 「ローン・保険」で後悔しない判断軸を持て
Chapter 7 「投資」の思考法で人生にレバレッジをかける
Chapter 8 「転職」をしてお金が勝手に集まる場所に立つ
おわりに

読書中のツイート

お金はあくまで手段、本当に大事なのは「どう生きたいか」

資本主義社会に生きる私たちは
日常生活でのさまざまな場面や
なにかをしようとするときなど、
お金を必要とする場面に
多く出くわします。

それゆえに、お金が大きなウェイトを
占めるものと勘違いしてしまい、
たくさん稼いだり貯めることを
目的にすることもしてしまいがち。

もちろん、お金を必要とする場面は
たくさんあるのは事実です。
お金があったからできたことがある。
それも間違いはありません。

ですが、そのお金自体が
何かをするわけではなく、
何かをするための「手段」にすぎません。

もっといえば、どんな人生を送りたいか。
どんな世の中にしていきたいか。
それを実現する手段の1つが
お金であるだけなんですよね。

つまり、お金の使い方やお金の話は、
自分が何を大切にしているのか、
自分がどう生きていきたいのか。

そういった哲学や価値観、
人生観の話に行きつきます。

ここで、私自身の話をしますと、
振り返れば私も若いころは、
一般論に振り回され続けました。

社会人になってすぐ、
統計を見て不安になって。
必死に貯蓄や投資をして
総資産の数字だけを
追っていたように思います。

それこそ、イベント当時の
実況ツイートにも書いたような
1000万貯まれば何かが変わるのではないか、とか。

実際にその数字にも到達しましたが、
もちろん、そのこと自体では
何も変わりませんでした。

お金は得ることができましたが、
同時に、その時でないとダメだった
取り返せないものも失ったと思います。

ただこのことは、そこに達した経験を
したからこそわかることだと
私はとらえています。

お金自体はただの手段であり、
数字だけでは意味がないと、
この経験そのものは糧にしています。

私は、貯めてきた経験によって
得たものは活かしつつも、
これから自分がどう生きていきたいか。
何を大切にしていきたいか。
何に時間やお金を使って、
どう資本に変えていくのか。

既に持っていたり、
得た資本は何であって。
これからそれらをどうやって
次の価値に換えていくのか。

それらを考えながら時間やお金を使い、
日々を過ごしていきたいと思います。

自分ができることをやって
世の中に価値を提供する。

併せて、つくりたい未来や
得たい経験、応援したい人のために、
どんどんお金を使っていきたいですね。


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