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「採用」とは、人と人との関係づくり。一人ひとりと丁寧に、真摯に向き合い、長く続くご縁を築こう。読書メモ『まちがえない採用』

鴛海敬子さんの
『予算ゼロでも最高の人材が採れる まちがえない採用』
を読みました。

「採用」にとどまらない、採用力アップの一冊

本書の著者の鴛海敬子さん。

SNSなどではおっしーさんとして知られており、
前職でのひとり人事としてのエンジニア採用では
一般的な採用方法とは一線を画し、
多くのエンジニアの採用成功に導きました。

その経験から「採用モンスター」の
ニックネームでも知られており、
現在は、HRのスキルシェアを推進する
副業人事と人事で困っている企業を繋ぐ
プラットフォーム事業を行う
株式会社採用モンスターの
代表取締役社長として活躍されています。

本書では、読者が会社にぴったりの最高の人材を
採用できるようになるだけではなく、
採用活動を通じて、求職者以外の方に対しても
会社の認知度を高めるアプローチを提案。

人の採用をゴールにしない、
会社のチカラを高めて魅力を伝える。
採用力アップのヒントが詰まった一冊です。

本書の章構成

はじめに
第1章 人事は特殊技能が求められる技術職
第2章 採用は効率化すればするほどマッチングから遠ざかる
第3章 いまどきのイケてる人材はソーシャルの海にいる
第4章 入社を左右する!「面接官の印象」

読書中のツイート

採用といえども、結局は人と人との関係づくり

「採用」ということばにしてしまうと、
企業側が「選ぶ立場」と錯覚して良い人を採る、
とついつい誤解してしまいがち。

ですが、企業・会社は人の集合体であり、
それをつくるのももちろん人。

つまり、一緒に働き会社を背負っていく
仲間と出会い、迎え入れることが「採用」であり、
人と人との関係づくりであるともいえます。

そう考えると、採用という行為ではあるけれど、
そもそもの「人間関係の構築」であることは
忘れてはいけないですし、
定型的な手続きでこなしたりするのではなく、
会社や経営者、人事担当者に興味を持って
アクセスしてくれた人の一人ひとりに対して
丁寧に、真摯に向き合っていく
必要があると思います。

本書を読み、おっしーさんが地道に
続けてきたことひとつひとつに
人と丁寧に向き合い続けた姿を
感じることができました。

採用の基本はもちろんのこと、
その場限りで終わらせず、
長くご縁をつないで関係を育てていく。

人間関係の基本についても得るものが多く、
人事ではない私にとっても、
気づきや学びの多い一冊だったと思います。

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