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kirのNCT講座①〜基本情報〜

今回のnoteでは、NCTという韓国の男性アイドルグループについて説明していく。最近日本のテレビでもよく取り上げられているので、見かけたことがある人も多いだろう。とはいっても、メンバーやグループ構成がとても複雑で、興味を持ってもなかなか理解が難しく、挫折する人が多い。ここでは、そんな人たちに向けてできるだけわかりやすく説明していく。


NCTとは

NCTは、SMエンターテインメント所属の23人組の多国籍ボーイグループである。NCT U、NCT127、NCT DREAM、WayVの四つの派生ユニットがある。公式ファンクラブ名は「NCTzen(エヌシティズン)」で、ファンは愛称として「シズニ」と呼ばれる。

グループ名の由来

NCTとは
・ネオカルチャーテクノロジー(Neo Culture Technology)
・ニューカルチャーテクノロジー(New Culture Technology) 
n(多くの)+City(都市)
の略であり、世界中の都市にNCTがあることを願う気持ちが込められている。

システム

ここでは、NCTがデビューするときに標榜していたシステムについて紹介する。あくまでも理想として掲げられていたものであり、現在の状況と異なる部分も多いことを了承してほしい。
まず、NCTの核となるキーワードは無限開放無限拡張だ。

  1. 無限開放
    メンバー数の制限がなく、メンバーの入れ替わりが自由。プロデューサーが曲に応じて最適な構成だと判断したメンバーを自由に投入したり除外することができる。

  2. 無限拡張
    様々な都市で様々な構成で活動する。NCTは世界の各都市ごとにデビューする多様な地域チームがある。(2022年9月時点ではNCT127(ソウル)、WayV(中国)のみ。東京・ハリウッドを中心に活動するグループができる予定あり。) また、地域的拡張を越えて多様な構成を披露するNCT Uと呼ばれるグループもある。NCT UのUはUnitとUnitedを意味し、地域チーム(Unit)間の交流を通じて連合された(United)メンバーを構成してNCT Uという名前で活動する。該当曲のジャンル、コンセプト、メンバーのバランスに適した構成を各ユニットで選定して活動する。

メンバーの変遷

初心者にとって一番理解が難しいであろうメンバーの変遷に関しては、初めから完璧に理解する必要はないので今回は割愛しておく。ただ、NCT2018の時には18人、NCT2020の時には23人だったことを覚えていて損はないだろう。

各グループ

NCT U

曲のコンセプト、ジャンル、メンバーのバランスによって適した構成を既存ユニットに関わらず選定するため、該当曲によってメンバー構成が毎回変わるグループだ。 つまり、固定されたメンバー数やリーダー、メインポジション、センターなどを持たないグループである。

2016年4月9日に中国の音楽授賞式「音乐风云榜(Top Chinese Music)」で初披露され、韓国では2016年4月15日に「ミュージックバンク」でデビューした。 NCT UはNCTというブランド名を初めて知らせるデビューユニットとして発表された。以後、各ユニットの枠を超えた多様なメンバーの組み合わせで曲を出している。

NCT127

2016年7月7日にデビューした。NCTで2番目にデビューしたユニットである。メンバーは、テイル、テヨン、ジェヒョン、マーク、ユウタ、ウィンウィン、ヘチャン、ジョンウの10人。(ウィンウィンは現在NCT127としては活動していない。)NCT127の「127」はソウルの経度を意味し、K-POPの本拠地であるソウルを中心にK-POPを全世界に知らせるという抱負を込めている。

初めは、既にNCT Uとして活動していたテイル、テヨン、ジェヒョン、マークにSM Rookies所属の練習生(ジャニーズでいえばジュニアのようなもの)として残っていたユウタ、ウィンウィン、ヘチャンを加えた7人組でデビューしたが、2017年1月9日発売の2番目のミニアルバムからは、NCT Uとして活動していたドヨンと、SM Rookies所属の練習生ジャニーが合流した9人組として活動した。 2018年10月12日発売の1番目のアルバムからはNCTUとして活動していたジョンウが合流し、10人組になった。2019年に中国人メンバーのウィンウィンがNCTの中華圏ユニットWayVのメンバーとして公開され、NCT127での活動を中断した。以後、ウィンウィンを除いた9人体制でワールドツアーを開催し、現在も引き続き9人体制で活動を続けている。

NCT DREAM

2016年8月25日にデビューした。NCTで3番目にデビューしたユニットである。メンバーは、マーク、ロンジュン、ジェノ、ヘチャン、ジェミン、チョンロ、チソンの7人。

結成当時、10代のメンバーで構成された青少年連合チームとしてデビューし、「10代に夢と希望を、成人にはヒーリングを」与えることを抱負としていた。 満年齢で20歳を過ぎるとNCT DREAMを卒業するローテーション形式のグループとして企画されたが、マークの卒業後彼を惜しむ声が高まり、2020年4月14日に体制を改編して卒業規定を削除し、元々のメンバー7人全員で活動を続けている。7人揃っていることを示すために「7 DREAM(チルドリ)」と言われることもある。

WayV(威神V)

2019年1月17日にデビューした。NCTで4番目にデビューしたユニットであり、中華圏を基盤に活動する。ただ、実際には韓国でも活動している。メンバーは、クン、テン、ウィンウィン、ルーカス、シャオジュン、ヘンドリー、ヤンヤンの7人。

デビュー当時は、NCT合流の可能性だけを残したまま、NCTと区分された別グループとして扱われた。当初はNCT中国チームとして企画されていたが、限韓令の影響によりNCTの名を冠すことなく、LABEL V所属としてデビューした。 その後、NCT2020プロジェクトが始まった2020年9月21日からNCTの公式ユニットとして合流した。WayVはメンバー全員がSM Rookies出身。

メンバー紹介(横の数字は生まれ年)

韓国🇰🇷

94 テイル 
95 テヨン 
96 ドヨン
97 ジェヒョン
98 ジョンウ
00 ジェノ
00 ヘチャン
00 ジェミン
01 ソンチャン
02 チソン

中国・香港・台湾・マカオ

🇨🇳
96 クン
97 ウィンウィン
99 シャオジュン 
00 ロンジュン
01 チョンロ
🇭🇰
ルーカス
🇹🇼
99 ヤンヤン
🇲🇴
99 ヘンドリー

日本🇯🇵

95 ユウタ
00 ショウタロウ

アメリカ🇺🇸

95 ジャニー

カナダ🇨🇦

99 マーク

タイ🇹🇭

96 テン

上記のように、国際性がとても豊かなグループであることがわかるだろう。普段の会話でも韓国語を中心に、英語や中国語、日本語など様々な言語が飛び交っている。

おわりに

冒頭でできるだけ分かりやすくと意気込んだものの、多くの人にとって分かりにくいと感じる記事になってしまったかもしれない。載せる情報の取捨選択も難しかった。このnoteでNCTに少しでも興味を持ってくれた人がいるのであれば、本望である。

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