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入社後、すぐに発揮するバリューの出し方

note で一緒に働く友のバリューを紹介する企画「#バリューバトン」。前回、紹介していただきましたので私 kimuko がバトンをつなぎます。

その前に、前回書いていただいた記事で、文章がギフトになって、資産となったと感じました。そんなものをうみだした著者の megaya さんすげー、ありがとうございました。ちなみに文章にある黒にんにくは胃の負担を感じやめました。

今回は、期の途中で同じチームにサーバーサイドエンジニアとしてジョインされた山下さんが、とても学びのある行動をされていたので紹介しようと思います。

リモート時代の転職

note に限らず、新しい環境にはじめてジョインするときは、ドキドキと不安がありますよね。リモート時代では、特にコミュニケーションが画面越しなのでとても大変ではないでしょうか。

そんな環境のなか、はやく成果をだしたい、ゆっくり把握していきたい、その人のバックグラウンドや性格、求められいる期待値、会社のフェーズによって違うと思います。

私自身エンジニアとして、何回かそういう機会がありました。まず一番最初に意識していることは、2、3日で機能をリリースすることです。なるべくそういう意識はもっていたい、と思う今日この頃です。

なにがいい、と正解があるわけではないのですが、今回紹介する山下さんの行動を振り返ってみて学びがありましたので書いていきたいと思います。

そのまえにAIに聞いてみた

(もうこれでいいですかね…)

山下さんのバックグラウンド

バックグラウンドと求められいる期待値によるところがあります。簡単に紹介しますと、

  • 基本はサーバーサイドエンジニア畑

  • 大企業とスタートアップで経験

  • 水も甘いも経験した30代

  • リーダー、部長のポジション

  • 必要あらば営業でもなんでもやってた

  • お子さんがおり18時にはお迎え

  • 漫画を読むのが趣味

  • 性格は、とても落ち着いている

  • 顔写真がキマッている(知り合いが撮ってくれたのを大事に使用)

※ 本人に確認して情報をだしています。

PdM ポジションのリファラル(社員紹介)で入社され最初はエンジニアとして参加されました。バックグラウンドから、リファラルで求められていた経緯を察するに期待値がとても高かったと思います。顔写真も期待値をあげていたのかもしれません。

文化を把握してバリューをだす

まず最初に一緒に行動していて感じたのは、チームの雰囲気が実際どんなものなのか把握しようと、見聞きする姿勢です。

積極的に発言していく、という行動は、入社直後の特にリモートでの画面ごしではなかなかハードルが高くそれができる方は尊敬しかありません。ただ、文化知識が浅い場合、マイナス面もあるかと思います。

今回の姿勢は、積極的に発言するのではなく、じっくり雰囲気を把握し、表面的には寡黙のような印象ですが、裏ではがんがん行動して自走している、という表現が率直に感じたところです。自分の得意分野を経験的に理解しているので、バリューの魅せどころをわかっているのでしょう。

ここでの学びは、個人的にはがんがんいこうぜモードがよいと思ってたのですが、熟練していくと寡黙にがんがんいこうぜ、というモードがあるんだ、と。

渋ぃです。

ファーストコミットに集中

入社直後、発揮するバリューのひとつに生産性があると思います。エンジニアであれば、機能をつくるというわかりやすい生産があります。逆に考えると、生産するまではなにもありません

山下さんの場合は、軽めのタスクをお願いしてはやめに成果をだしていけるようにできなく、やや重めのタスクとなりました。

note のコードは歴史もあり、仕様が入り組んでいる部分も多いです。現在のフェーズは素早さよりも丁寧さを求められます。

サーバーサイドエンジニアとして経験をつんだ技量で、note の環境にあわせて、丁寧に実装されていました。わからないところは積極的にエンジニア全員が集まる Slack チャンネルで聞いたりと自走されており、要所要所で聞いた方がはやい感どころをもって素早く対応されていた印象です。

そこは積極的なんです。

noteは新しくジョインしたかたがはやくなじめるようにオンボーディングを充実させています。そこに時間がとられることもありますが、取捨選択してあとにまわせるものはあとから、という調整もあったと思います。

そんななか、技量もさることながら、素早く対応するというスタートアップの気持ちも兼ね備えている人だなぁと思いました。

全体を把握してアクション

すごいと思ったのは、素早く対応する中で、全体のコードを確認し自身の経験を活かせるポイントをみつけていたことです。

単純にたのまれたタスクを行うのはもはや慣れっこなのかもしれません。膨大なコードをざっくり見て理解し、自分の経験から問題点を把握していました。

歴史の長いコードには、文句をいいたくなるようなものもありますが、企業のフェーズ、経緯があることを知っており、どうやれば全体的に解決できそうか提案してくれました。

入社後短期間で、その行動ができるのは、やはり部長として視座の高いところから見ていた経験からくるものだと思います。なにより、やってやるぜという気持ちが体全体からにじみわきでていることが伝わってきました。

いぶし銀ってこのことでしょうか。

将来のキャリアを想定する

山下さんは、将来 PdM としてやっていく想定で入社されました。最初にエンジニアとしてジョインされたのは、仕様とコード、開発の仕方をざっくり把握していたほうが PdM になったときバリューとして活かせると考えてのことです。

本人は1年くらいエンジニアをやりたかったようですが、要望があり半年で PdM をされています。その半年の行動では、自分の経験をぞんぶんに還元して、文化を理解し、note の街を一緒につくっていくための素養を積み上げていたのではないでしょうか。

関係ない話ですが、損得の得ではなく、徳を積み上げよと怪談和尚こと三木大雲さんのお話を思い出しました。

みんな違ってみんないい

山下さんは、大企業でやって、スタートアップでもやって、部長もやって、必要であれば営業すらやってたそうです。そんな方が入社直後どういう行動をされるか学びの多いものでした。とても深みがありました。

私は同じエンジニアとして想像できるのは、どんな経験豊富でも入社直後には涙ぐましい努力をしているはずです。半年間お疲れ様でした。

今回は一ケースとして紹介しましたが、エンジニアひとりひとり特徴や事情があります。山下さんの例をだすとハードルがあがってしまうかもしれないと懸念はありますが、ただ夜な夜な机にむかってコードに向き合っている姿は一緒、想像すると、エンジニアっていい、みんな違ってみんないい!

そして、入社直後はエンジニア限らずみなさん大変なので、できるだけまわりの人でサポートしていきましょう。

今回のバリュー

つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます。

おおきな視点で考えよう / Think Big
さまざまな課題に出会ったときに、短期的なことにとらわれずに、長期的な視点と顧客視点を持って、大きな視点で考えるようにします。売り上げも利益も、サービスに持続可能性をもたらす燃料にすぎません。自分自身と、家族、友人、そして社会に誇れる仕事をしよう。


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