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色々なことが繋がる時

今思うと「すごく流れがよかったな」と思う出来事。
それが、これまでもつらつらと書いてきている退職の話。

専門2年、20歳の頃のワタシは「みんな同じ格好して同じような事を言っているだけの行為」としか思えなかった就職活動を放棄した。卒業後はずっとアルバイトをしていたとある飲食店でそのままフリーターで働き続け、気が付いたら2019年になっていた。

事の発端はその2019年のゴールデンウィーク。

世間が休みの期間が繁忙期なので、GWも年末年始もお盆ももちろん働く。それまでの店舗でこなしてきた仕事量が裏目に出てしまって最後の店舗では上長(ワンマン気味)から謎の信頼を得てしまい、繁忙期は毎度一番忙しい時間帯に入れられ売り上げを取る役目を負っていた。

何店舗か異動をした後のこの最後の店は毎年GWが一番きつい店だった。
飲食なので、主婦・学生・フリーター等様々な人が所属しているわけだが、ここは半数以上が学生だった。
そしてこの店舗に配属になってから毎年ワタシの身に起きていたのが「GW辛すぎてGW明けに毎年絶対に体調崩す問題」。

3月に大学生のベテランアルバイト達が抜け、4月に新1年生達が新たに入社して来る。朝のベテランパート主婦勢はGWは出勤しないし、頼れる新4年生はこの時期就活真っただ中。そんな中迎えるGWは心身共に毎年本当にきつかった。

その少し前の2018年に店舗オペレーションが見直され、 ”それまでよりも少ない人員で効率よくお店を回していこう” という本社からの通達に伴い新しいオペレーションシステムが導入された。こう書くと聞こえはいいが、要は売上低迷による人件費カットだ。

そんなわけで2019年のGWはいつもより少ない人数で大量のお客さんを対応しないといけない状況だった。
そしてこの年のGWは9~10連休だったので例年よりも忙しい期間が長く、極めつけはまさかの社員がGWに連休を取るという事件が発生。おかげでワタシは期間中1日しか休みがなく、当然の如くGW明けに体調を崩し数日休んだ。

この期間にふと「来年のGWはもう無理だな」と思った。

会社の仕組みはきっと変わらないしこの店舗にはこれからも学生バイトの応募しか来ない。自分ももう30歳を過ぎて20代の頃と比べると明らかに体力が落ちて来ているいるのが分かっている。現にこうして体調も崩している。
そして、ワンマン気味の店長の異動がない限りワタシはこの先も色々なものをすり減らして行くだけだと思った。

これが全ての始まり。

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