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ティラノスクリプトガチ初心者の学び方

ADVゲームが作れるゲームエンジンは他にもあるけどティラノビルダーまたはティラノスクリプトを選んだ君へ。

筆者の自己紹介と、ビルダーとスクリプトそれぞれの使ってみた感想などはこちら

本題前に最初に言っておこう。

ビルダー編集したものをスクリプトに移行するにはどうしたらいいの?

結論→無理。


ビルダー編集したものをスクリプトに移行する方法は存在しません。
諦めて1から再編集しなおしましょう。
できるならむしろ教えてください。

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追記(210219)
コメント欄にて移行方法の情報提供がありました。
ありがとうございます。
ビルダーをブラウザでエクスポートした状態のindexを読み込むことで使用できます。(確認したのは64bit版)
ただし
21年2月5日以前のV4ビルダーはティラノライダーでのみ。
以降のV5ビルダーはティラノスタジオでのみ読み込みができます。
この読込は少し時間がかかるため、1分程様子を見てください。

道が外れますが、ビルダーV4以前からV5にプロジェクトを対応させることは、公式では非推奨になっています。

ただし方法は確認できます。私はやってないので自己責任で。

ちなみに移行した中身はビルダー形式の機械的なソースになってます。
色々マクロでまとめられていたりとか。
大体の人は「あ、これ0から作った方が早いな?」
って感じると思います。


20年6月にV4からV5対応公式ガイドブックが更新されていたので変更点まとめた記事作りました(21年5月22日追記)

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追記終わり。



ティラノスクリプトってどうやってつくるの?


ビルダーから移行したとき一番最初に突き当たる壁がこれ。
ビルダーは制作から出力まで全て1つのソフトで作成できる。

bt違い

ティラノスクリプトはエディタソフト(フリーテキストエディタ)を介して作成する。
勘違いが多いところだが、「ティラノスクリプト」はビルダーのような編集ソフトではなく、プログラム言語のこと。
源流がJavascriptsなので、それによく似ている。
実際編集していじるのはエディタソフトを用いた.ksファイルで、動作確認にティラノライダーやティラノスタジオを使う。

凄く難しいことを言っているようだが、
ぶっちゃければ.ksファイルを編集するだけでゲームは創れる。
それをソフトで半自動的に編集させるのがビルダー
自力で編集するのがスクリプトだ。

というか、ビルダーも最終的には内部にあるティラノライダーで出力しているので、半自動部分を自分で直接いじれというわけだ。

.ksは吉里吉里(キリキリ)というゲームエンジンの拡張子(詳細は違うけど)。
決してよしざとよしりという人名ではない。
メモ帳で.txtファイルを作った後にその拡張子を.ksに変えるだけで.ksファイルはできる。
よくわからなくて恐れるものではない。

ティラノはその吉里吉里の系譜なのでその拡張子で編集するのだ。たぶん。


V4以前のティラノライダー、V5以降のティラノスタジオは
.ksのティラノ言語(ティラノスクリプト)で書かれたシナリオを再生するための映写機であり、それ自体に編集機能はない。

だから.ksファイルが編集できて、ティラノ言語がわかるのならエディタソフトはなんでもいい。windowsで初期装備のメモ帳でもOK。


それではティラノスクリプトの制作を以下のフェイズに分けよう。

導入~編集準備まで~

編集~学び~

書出~パッケージにするために~


導入~編集準備まで~

まずはこれを買え

公式が出している説明書。
内容は
・エディタソフトの導入方法
・公式/機能デモ/基本編の内容8割

虚実が飛び交うネット情報を鵜呑みにして混乱するより、100%正しいことが書いてあるバイブルがあるというのは、それだけで心強いもんです。
8割というのはこの説明書制作後に追加されたものがHPにあるわけです。

特にエディタソフトの導入方法はこれ以上に心強いものはないですね。
これの内容はAtomの導入方法です。

(↑公式Atom導入ページ)
Atomでは有志によるティラノスクリプト専用プラグインが公開されているので、それを導入することでめちゃんこ使いやすくなります。
有志作成は他にサクラエディタ版/Mery版がありますが、これの導入方法は書いてません。

追記(23/04/01)
Atomは22年12月に廃止宣言され、今後アップデートや様々な機能が停止されています。
Atomの移行先としてVScodeが正式に認められています。

新しく始めるならAtom以外のものにしましょう。
追記終わり。


ぶっちゃけエディタソフトの導入が分かってる人、それ以上に便利なものを使用している、拡張機能いらねえっていう人には恩恵が少ないと思います。


20年6月にV4からV5対応公式ガイドブックが更新されていたので変更点まとめた記事作りました(21年5月22日追記)


次にティラノスタジオをDLします。

ティラノライダーとティラノスタジオがありますが、ティラノライダーはV4以前、ティラノスタジオはV5以降の上映に必須です。
ぶっちゃけ、今ティラノライダーを使ってV4で編集する旨味はほぼないです。
極まれにV4しか対応していない機能やプラグインがありますが、利用者が多い機能はほぼほぼV5に対応しています。
さらにV5限定の新機能が登場し続けています。

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またティラノスタジオはメジャー版のティラノスクリプト(V500)が最初から導入されています。動作不良が一切ないバージョンです。
マイナー版の最新版がいいなら同ページの赤いボタンからダウンロードして、ページ先の手順に従ってバージョンアップしてください。

マイナー版は新しい機能が使える代わりに不具合があったりするので、公式アナウンスによく耳を傾けて置く必要があります。


ティラノスタジオって無料版と有料版あるけど、ぶっちゃけどうなん?
という疑問もあるでしょう。

有料版は追加機能がつきます。それ以外は100%同じです。

追加機能は今後増える予定らしいです。
ききよさんが使っているのは「キャラ差分メイカー」です。
それがなくとも根詰めてがんばれば自力でなんとかなります。
キャラ差分は自力で打ち込むとそこそこ大変で、それの打ち込み作業を半自動化してくれるって感じですね。多少の楽ができます。ただ、
全自動じゃないのでキャラ差分の知識がある人が楽するための機能です

他の機能は使ってないのでわかりません。

とりあえず無料版で試してみればいいと思います。


さてこれで三種の神器「説明書」「エディタソフト」「ティラノスタジオ」が揃いました。

制作に必要なものは全て揃ったので、さっそく制作を始めていきましょう。

次回へ続く!


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