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【巡礼の旅】day13 徳島出港〜船内のお喋り

フェリーは朝の11:20に出るから、10時過ぎに着いていればいい。チェックアウトぎりぎりまで宿でのんびりし、出発した。

さよなら四国

フェリー待ちの列に並んでいると、歳上の女性ソロライダーが目に入った。珍しい。隣の若い男性に何やら話しかけていて気さくな雰囲気だ。
思いきって話しかけてみると、なんと愛用しているツーリングマップルという雑誌の担当走者の方だった。名刺を見ると、5大陸30万キロをバイクで走破したとある。すごい。
話していたら盛り上がり、フェリーの前半はずっとその女性とお喋りしていた。

お仕事の話、海外を旅して良かった国、担当地区のおすすめグルメや旅代を安くあげる工夫など、色々な話をうかがった。
彼女は旅が大好きで、大学も旅先感覚で選んだというから驚きだ。私が休職していると聞き、人生なんとでもなるよ!と優しく言ってくださったのが印象的だった。
機会があればうちに遊びにおいで、これからあなたがどうなるのかも気になるしね、とも言っていただいた。感謝。

一緒に船室から眺めた景色

翌朝の到着は5時台と、相当早いので早めに就寝したが、お喋りした後も見かけると挨拶し合えて、ひとり旅には心強かった。コロナ禍でドミトリー泊を避けたのもあり、知らない人と話す機会も減ってしまったが、こういう出会いはやっぱり旅の喜びのひとつだなと思う。

私は何が好きなんだろう、これからどうしたいんだろう。まだ答えは出ないけど、前より何となく楽観的になれた気がするのは、旅での出会いのおかげだと思う。

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