自己嫌悪

嫌悪感を抱いてもおかしくないことを言われたのに、
適当に返事をして誤魔化したこと
僕は誰にも好きになってもらえないと言われたこと
僕では代わりにすらなれないと言われたこと
どれも悲しかった、どれも苦しかった。
ただ、嫌悪感を抱いてもおかしくない発言をされたことだけは、
とても不快だった。

他はいい。
僕の努力が足りなかったのだろうし、
僕ではダメなことだったんだろうと思えた。
けれどあの発言だけは許してはいけなかった。
特に意味はないのか、嫉妬させたかったのか、不安にさせたかったのか、
理由はわからないけれど
僕の大切な人たちのことを言われたのだから、何度もそんな発言をさせてはいけなかった。
その場で不快だと言うべきだった。
反論出来ないほどに、意見も出来ないほどに。
僕は、彼が怖かったのだろうか。
思い出すのも怖くて、今はもうわからなくて、自己嫌悪が残るだけだ。
彼の事で思い出すことはたくさんある。
楽しい思い出は出てこない。
出てくるのは僕が辛くて怖くて気持ち悪くて、考えないようにしていたことばかりだ。

僕自身が僕に言うのだ。
忘れるな、逃げるな、許すな。と。
自己嫌悪とは別に、言わなくて後悔していることがあるから。
一生付きまとうものだ、きちんと伝えるべきだったかと今でも悩む。
結局言えなかったのだから意味もないのだけれど、でも

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