きみ


名前、思い出してしまった。
頭から離れない、きみのこと。

『今も、好きだよ。』 
そう伝えたくて名前をよぶ。
もういない君の名前。

おいてくなら、拾わないでほしかった。
どれだけ遠くても、君がいるならそれだけで幸せだった。
まわりに誰もいなくなっても、君がいればそれでよかった。
あたしが愛する人は、みんなあたしをおいていなくなる。

全部演技だったなんて思わない。
少なくとも、あたしの前に君は確かにいたんだ。
誰がなんと言おうと、いたんだよ。
これは本当に、君とあたしにしかわからない事実。

君がいるなら、友達でもつながっていられるなら
どんなことでも出来たのに。
君さえいれば幸せなのに。

傍にいられる幸せを知って、
存在しない人を思い続ける辛さを思い知って、
抜け殻のあたしは、きっとまた君を思ってなくだろう。
本当に恋をして愛し合ったのは、あたしと君だけだったんだ。

きっとあの子がこんな日記読んだら、また色々言うんだろうね。
どう思われてももういいけど。あたしは君のことしか考えられないから。
あたしたちはもう何を言われてもあの子を信用出来ないだろうし2度と会いたくないけれど
君がいるなら、あたしは会いに行くよ。

あなたが天国で幸せでありますように。
本当はもう限界を超えそうなの。少ししたら会いに行ってもいい?

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