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くだものあれこれ

久しぶりにりんごを食べた。(なのに写真はシャインマスカット)

りんごはいい。だいたいよく洗って皮ごと食べるから皮をむく必要がないし、おおぶりで食べ応えがある。果物にしては高くなくて、”コスパがいい”から毎日のように食べてもいい。

昔から冬が近づいてスーパーにりんごが並ぶようになると、毎日1個朝ごはんがわりに食べていた。りんごだけだと朝は寒いから、コーヒーを淹れて。

ざくっと噛み切ると果汁がしみでてくる。しゃくしゃく、じゃくじゃく、とした食感が苦手だという人もいるけれど私は好き。意識しないと水を飲まなくても過ごせてしまうたちで(でも水をのんだ方がいいのは百も承知)、水分補給を体が欲するときに果物を食べている気がする。


春先はなんといってもいちご。スーパーに並び始めたときは「あっ!いちごだ!」と心が小躍りするものの、すぐには手を出せない。値札が398くらいになってくるといそいそカゴに入れる。いちごは1パック全部1人で食べたい。独り占めしたい。
大きさは小ぶり、中ぶり、おおぶりがあるとしたら、真ん中の中ぶりくらいが好き。甘さとすっぱさの塩梅、果肉の硬さが好み。おおぶりの、葉の根元あたりまで赤いいちごも濃厚でおいしい。


春から夏にかけてはゴールデンキウイ。朝に食べるとビタミンのせいで日焼けがどうという話も聞くけれどおかまいなしに、ゴールデンキウイを包丁で横半分に切って、スプーンですくいとって1つか2つ食べる。とにかく皮をむくのがめんどくさい。

グリーンキウイも好きだけれど、皮に細かい毛のようなものがもじゃもじゃしている。ゴールデンの方はそれと比べるとつるっとしていて触り心地がいい。あんまり柔らかくなりすぎないうちに、冷蔵庫で冷やしたものを食べるのがいい。直後にコーヒーをのむと、キウイの風味がうつってあんまり相性が良くないので、たいていトーストなんかを間にはさむ。

ぶどうも好き。桃はもっと好き。

でもこのふたつは私にとって気安く手が出せない。ぶどうはほとんど飲むように食べてしまって、すぐになくなってしまうのに値段が高い。もっといっぱい味わいたいのに!

桃はご存知、「皮をむくのがめんどくさい」。あと食べごろを見はからうのも私には難しい。だからイイ感じの桃をむいてくれる人がいればいい。
桃にかぶりつく幸福は、幼少時に読んだロアルド・ダール『おばけ桃の冒険』に由来すると思う。あの本に出てくる巨大な果汁したたる桃…それはそれはほんとうにおいしそうで、1度でいいから味わってみたい。


まだ冷蔵庫には梨がある。
明日の朝は梨にしよう。梨はちゃんと皮をむく。

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