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今、Untitledを見てほしい!!Untitledというアイドルグループ、ご存知ですか!?

2024年8月6日 夜 東京・青山
R246沿い、アストンマーティンのショールームのすぐ近く、一等地のビルの地下にあるライブハウス

跳ね回るオタク!低すぎるMIX!圧倒的な声量!
ビショビショのフロア!薄くなる空気!止まらないダンスミュージック!
上手すぎる歌!キレキレのダンス!熱気が生んだ靄!
躍動!激情!調和!

………混沌…!

この時の気持ちを先人の言葉を借りて表現するならまさに、青山の巨匠のこの言葉!

なんだこれは!

岡本太郎

Untitledとの衝撃的な出会い

事の始まりはここから

仲良しオタクのみーたさんが、この頃から何かにつけて「Untitledを見たほうがいい!」と力説するようになりました。

2024年6月30日

あっ、主現場とイベント被った。
ここで私も初めてUntitledを観ることになります。
(主現場が特典会真っ最中なのにね)
そして

衝撃でした。後ろから見ながらずっと笑ってました。
出番終わりにフロアを出ていこうとするアンタイのオタクを引き止めて
「何でそんなに楽しそうなんですか!」
と不明な質問をしたら
「それは…楽しいからです!!!」
と情報量ゼロのやり取りが成立して神でした。
(後日挨拶してきちんとお知り合いになりました。)

現場の後にあんなにワクワクが止まらないのは、主現場以外では久しぶりの経験でした。
今の現場が終わったらもうオタクやめちゃお!とか思ってたのに、この気持ちは……………

とはいえ主現場がラストスパートだったので、一旦忘れます。

それから約一ヶ月、主現場のラストライブを見届けた私のところに、みーたさんから

2024年8月6日 2周年ライブ


いやいや、気持ち的にもまだ色々落ち着いてないタイミングでそんな事言われても…




即答

行くだろ(行くな)


そして8月6日を迎え、初めて行った青山のライブハウスで、冒頭の光景に出くわすことになります。
混沌………!

Untitledのライブを見た後、"Untitled研究部"としてみーたさんと飲みながら感想戦をしたんですが、
「わからない」
「令和にあのフロアにはならない」
「あの感じはコロナ禍で絶滅したはず」
「MIXの正統進化した姿」
しまいには
「オタク全員タイムトラベラーで、コロナ禍をスキップしてきたのでは?」
という結論に行き着きました。そうはならんやろ。

オタクのノリ、情熱、経験値

現場の雰囲気を表す時に、例えばオタクがMIXに力を入れていればMIX現場、振りコピに力を入れていれば振りコピ現場と言ったりします。

じゃあUntitledは何現場なのか?
UntitledのオタクのMIXはとにかくすごい。でもMIXばかりやっている訳でもなく、振りコピもどんどんやってる。振りコピもすごい。
なんか色々声出してる。歌ってる(!)オタクもいっぱいいる。でもよく聞いてみたらややこしいMIXもなければ難しいコールもない。
みんなで揃って何かやってる時もあれば、各個で動き回ってることもある。
前の方で推しメンをニコニコ眺めている人もいる。真剣にステージを見つめている人もいる。

何………?
これは…………自由………ってコト!?

しかもそこには、みんなそれぞれ好き勝手に見ているのに干渉し合わない、絶妙なバランス感覚がありました。
最前に張り付きたい人、静かに見たい人、オタクにも色々あるはずなのに、特にぶつかり合う事もなくみんな楽しそう。
ていうかカメコさんまで居るやん、よくこの中で写真撮れますねぇ………
混沌としているように見えて、実は調和している。
何故この雰囲気が成り立つのか…

今日が特別にこんな感じなのかな、それとも今日に限らずどの現場でもこんな感じなのかな?
気になった私は、さらに探りを入れるため行けそうなイベントに手当たり次第行くようになり…

ダンスも歌もめちゃくちゃうまい

上野公園の音楽堂、ビアフェスのステージ、短期間にいろんなシチュエーションでライブを観ることができました。

そこで気付きました。

えっ、すごくない?
オタクの話ばっかりしてたけど、ステージすごくない?

楽曲はとにかくノリやすくて頭に残る
歌は本当に上手で感心するレベル
ダンスもキレッキレ
ビジュアルも良い

曲のことはこの後詳しく触れるとして、まず歌がすごい
みんなちゃんと歌うし、1人どえらいビブラート効かせたパワフルな声が聴こえる………!
体幹強そうな子が「私いまめっちゃ気合い入れて歌ってますよ〜〜〜!!!」的な感じで歌ってるのかと思ったら、真逆…!
めちゃくちゃ可愛らしい子がすごく爽やかに歌ってる…何………?

ダンス、これがまたすごい。
下手な子が居ない。
なんかみんなタイプが違う。
キラキラなアイドルっぽいダンスをする子も居れば、やたらキレキレでK-POPみを感じる子もいる。
それが破綻せずまとまってる。
すご〜〜〜い…

ビジュアルの良さの話をすると、確か170センチ代が2人(!)居るので、5人並んだ時のバランスがとても良い。
メンバーそれぞれもいい意味でタイプがバラバラ。誰を好きになるかはその人次第だけど、これだけバラエティに富んでたら誰かしら気になる子が一人は見つかるのでは?
普通5人でここまでの奥行き出せる…???

他にありそうで無い、絶妙な楽曲

初めて見た時から、楽曲にはだいぶハマりました。

おそらく今どき流行りの曲風ではない、と思います。
いや、もしかすると失礼かも…と思って言わなかったんだけど、みんな口を揃えてそう言うので…いいよね……?

少し懐かしさがあるような…今まで聞いた知人の感想としては「2010年代を感じる」「ゴマキが入る前後のモー娘。」「SPEEDっぽい」「地下のY2K」などなど、誰でも何かしら懐かしさを感じるみたいです。
(↑悪口じゃないよ)

自分が一番好きなのは↑のNeon
この曲はそんなに懐かしさって感じじゃないと思うんですが…
…えっ、そうですよね?この曲は結構新しい響きありますよね?えっ?

そして全体的に歌詞がポジティブでハッピー
別にそればかりでもないんだが、ハッピーなのが一番いいだろ
フルの動画は無いんですが「愛ってやっぱLOVE」って曲とかほんとにハッピーで良いです

この曲も素敵ですよね〜。
ちなみにサブスクはやってないですがCDが3枚出ていて、4曲ずつ入っているので計12曲のオリジナル曲は買って聴けます。
上の三曲は各シングルのタイトルチューン

自分たちのオリジナル曲の他に、前身グループのTEEN'S HEAVENのカバーも多いです。
これがまた良いのよ。

ステージも楽曲も、ほんとにレベルが高くて最高!!
ハマる要素多い〜!!!

のですが………

オタクあんなに騒いでたら絶対ステージ見えてないだろ!笑
もったいなさすぎる!何でああなってるんだよ!笑

そんな事を考え始めた時に、横浜みなとみらいの野外イベントを見に行きました

水撒き本気すぎだろ!!!!!
そんなに撒くとは知らずに来た私、無事討死。
ていうかステージそっちのけで水撒いてる!!!
ステージを!!見に!!!来たんですが!!!!!!!

…………そういう時もあるんやね…笑
オタクはオタクで、意味不明なくらい水をかけられながらもいつものノリ

そして、終わってみれば圧倒的な満足感………
いいライブだったな……………あんまりステージに立ってなかったけど………………………何だこの満足感………………………

このイベントの後、私は思いました。

「これは、フロアに交ざってみないと分からない」

『一緒に音楽』 『音楽の融合』

次の週、平日夜の青山RizMの対バンイベントへ。
そこで、自分も自由に動いてみることにしました。
見様見真似で、なおかつ自分のやり方で。

結果
楽しすぎる!!!!!!!!!!!!!!
なんだこれは!!!!!!!!!!!!!!

とにかく雰囲気に身を任せて歌ったり踊ったりMIXしたりと、とことん自由に楽しみました。
あんなにライブに没入したのは久々でした。

そして、自由に動き回りながらも、実は意外とステージがしっかり見えるんですね。
というか、しっかり見てないとあの動きはできないんですよ。見てないと完全なデタラメになってしまう。
ステージを見ている上で、跳ね回り、踊り、歌い、MIXをしている。
「ステージ見えてないだろ」と疑った自分を恥じました。

動かずじっと見ている時でも、歌が上手いなぁ、ダンスが上手いなぁとは思いますよね。
しかし不思議なことに、音楽に身を任せながら見ているとより一層、ここがバチッとキマっていてカッコいい!ここの振付最高!というところが見えてくるんですね。

フロアも音楽に身を任せて自由に踊り、ステージも全力で音楽をやっている。

なるほど、これが「一緒に音楽する」「音楽の融合」か、とハッとしました。
だから楽しいのか!これは傍から見ていても完全には分からないなぁ、。

そして、何故Untitledのライブでそれを感じることができるか、それはステージもフロアも
「音楽をする」
その一点に全てを集中させているからだと思いました。
だからライブが水掛け中心でも、ステージ上の演者がUntitledじゃない時でも、初見の愛内里菜でも(?)あの空気を作り出すことができる、そういう事だと思います。

これがUntitledのフロア一番の魅力だと自分は思っているんだが、悔しい事に言葉で伝えるのが難しいんですよ。

例えば私はサカナクションが好きで、一人でもライブに行って汗だくで踊り狂うくらいには楽しんでるんですが、一郎さん(山口一郎)が言う「自由に踊って」の"自由に踊る"が、多分コレです。
何故かよく分からないけど、Untitledのフロアはみんなが自由に踊っている、それが楽曲とステージで繋がっている、それぞれの自由な思いが音楽で融合しているんだと思うんです。

言葉にすると、めちゃくちゃ怪しい宗教っぽくなるの何!笑
う〜ん、宗教じゃないんだけど………奇祭………ではあるかな………

とにかくあのフロアに居る間、非日常で、自他の境界が曖昧になるあの感じ
それを、ここまでの強度で感じさせてくれるとは……………

そんなこんなで、私はいつの間にか完全にハマってしまったという訳です。
ミイラ取りがミイラになる要領で、Untitled研究部がUntitledのオタク、というか"Untitledそのもの"に……………

とにかく、一度現場に来てみてください!!!!

衝撃の2周年から約1ヶ月、すっかり青山にも慣れました。
………青山?
…あれが青山の本当の姿かと言われると、本当にそうか?とは思いますが………

元からUntitledの現場に居た人たちは本当に良い人揃いで、新参者も優しく輪に入れてくれました。
元から居た人たちも今まで歩んできた道は本当にバラバラで、聞けば聞くほど「この人たちを一つに束ねるUntitled、スゴすぎるだろ…!」と感心します。

ここ最近もう一つ驚きなのが、私と同じように「噂を聞いて来ました!」と初めてUntitledを観に来た人にしょっちゅう遭遇するんですよね。
そして、みんなハマっていく
………波、来てる…?

流行り方にも色々あると思います。
バズるとか。
どこかからオタクがドッと流入するとか。
その結果も色々。

Untitledがこの先どこを目指すのか、自分はまだ聞いたことがなくて知りません。
つい最近ドハマりした自分としては、今まで積み重ねてきた今のこの現場の雰囲気が壊れずに、そのままどんどん沢山の人を巻き込んで大きくなったら、もっと楽しいだろうなと思っています。

今の「何か面白いものがあると聞いたので!」とじわじわ輪が広がっていく感じ、すごくいいです。
「流行っているから」ではなく「面白そうだから」なんですよね。
この違いは大切。

この楽しさを、自分は本当にいろんな人に知ってほしいんですよね〜〜〜。
「面白いから一回見てみてよ!」としか言えませんが、とにかく見て感じてほしい。
今このご時世に、こんなに全力で楽しい現場は他になかなかありません。
だからこそ、限られた人しか知られていないのはもったいないよ〜〜〜〜〜!と思っています。

一度、現場に来てみてください!

私は、ハマりました。




(メンバーの紹介とかはまだまだあんまり喋ったことない子が多いしトンチンカンな事言ったら恥ずかしいし感じ方も人それぞれだと思うのでちょっと私からは出来ないです、現場に来てみて自分で喋ってみてください。照)


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