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植物プランクトンが海と光合成を支えている#104

植物プランクトンとは


今日は、最近調べていて面白かったことを書いていこうと思います!

みなさん、海の中で食物連鎖の出発点になる生物って何かご存じですか?

それは、植物プランクトンです!

植物プランクトンとは、植物と同様光合成を行う水中に漂う生物で、大きさは1,000分の1 mmから1mm以上のものまで多岐にわたります!

つまり、水中の成分や二酸化炭素などを栄養に変えているのは植物プランクトンになります!

そのため、食物連鎖の出発点になっています!

今、海で起きていること


このように、海に豊かな生態系を作るためには植物プランクトンの繁栄は必須になってきます!

しかし、地球温暖化の影響で植物プランクトンの数は急速に減少しています。

温暖化が原因で海水温が上昇していることと関係しているようです。

本来、湧昇流に乗って海底にある栄養が海面にまで昇ってきます。
しかし、エルニーニョ現象などで海面温度が上がると、海面の軽い水に邪魔されて栄養分がうまく海面まで行き渡りません。
(温かい水の方が軽い)

これによって、植物プランクトンの餌が減って、植物プランクトンの量が減少します。

乱獲は水産資源の枯渇を招く原因の一つですが、植物プランクトンの減少も水産資源減少の一因となっています。

光合成も支えている


水産資源のために植物プランクトンが必須なのはわかりました。

しかし、植物プランクトンの働きはそれだけに留まりません。

彼らは、光合成でも地球の生物たちを支えてくれています!

実際、年間で排出される二酸化炭素の2~3割は海に吸収されています。

この量は陸上の植物が吸収する量と大差がありません!

つまり、地球内の光合成は陸だけでなく、海にも支えられているのです!

めっちゃ減ってる!


ここまで植物プランクトンは地球に欠かせない存在だということを書いてきました!

しかし、急速に数を減らしている生物でもあります。

アメリカのカルフォルニア沖では、温暖化の影響により植物プランクトンが年1%の割合で減少しており、1950年ごろと比べて、その量は40%も減少したと言われています。

カルフォルニアのように深海層の栄養があまり届かない「デッドゾーン」の数が増えてきているそうです。

研究を行ったカナダ・ダルハウジー大学のダニエル・ボイス教授は、植物プランクトンを「海の生態系を動かす燃料」と表現し、
/
植物プランクトンの減少は人間を含めた食物連鎖に連なるすべての生物に影響を与える
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と指摘していました。

このように私の知らない部分からも地球温暖化の影響が出ており、それが食にまで確実に影響してくることを勉強できました!

おわりに


何をしていいかわからない。けれど、この現象は確実に、即座に変えていくべきだと感じました!

私のできることで、地球温暖化、植物プランクトン減少のためになることを実践していきたいと強く感じました。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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