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推しとパニック障害持ちのオタクの話

こんにちは。限界ヲタクOLです。
今日もnoteを読んでくださりありがとうございます☺︎
精神科入院についての記事への反響が想像以上でとても驚いています。感想のDMやLINEをいただき、とても嬉しいです!
推しのAKB48 まほぴょんこと大盛真歩ちゃんも読んでくれたみたいで、爆沸きしました…!優しい(;o;)

今回は、パニック障害持ちオタクの私とまほぴょんとの関係性について書いていきたいと思います。
アイドルオタクの方はもちろん、オタクではない方やパニック障害の方にもぜひ読んでもらいたいです。

*私のパニック障害について

そもそもパニック障害とはなんぞや?と思う方もいると思います。芸能人だとIKKOさんやSexyZoneの松島聡くん、元King & Princeの岩橋玄樹くんもパニック障害と公表していますね。

私は2020年12月、いつも通り朝の急行電車に乗っていたら急に息が吸えなくなり、呼吸の仕方がわからなくなりました。音楽もうるさく感じてイヤホンを取り、『このままだと死んでしまう、頭がおかしくなる』と本気で思いました。
次の駅に着いた瞬間ホームに倒れ込みました。

そして後日元々通っていた心療内科へ行ったところパニック障害と診断され、抗不安薬を処方されました。
それからはパニック障害についての本をたくさん読み、自分なりの対処法を探していきました。

パニック障害になったばかりの頃は電車に乗るのがとても怖かったのですが、推しのライブやイベントがあるので死ぬ気で乗っていました!!これが結構リハビリとしてよかったみたいです(笑)

その後は発作が起きる日もありましたが、薬を飲みながら仕事をし、現場に行って推し活をしていました。

*私とまほぴょんの出会い

ところで、みなさんは“アイドル(推し)とファン、オタクの関係性”についてどう思いますか?
『どうせファンはファン以上にはなれない』や『オタクの世界はただの承認欲求のかたまり』、『所詮金づる』など思う方もいるでしょう。

私もこれらの意見が全て間違っているとは正直思いません。
しかし、私は間違いなくまほぴょんという推しの存在に救われたし、まほぴょんのファンへの優しさを感じました。

まほぴょんに出会ったのは2022年の1月。
元々他のメンバーが気になっていたのですが、なにやらガチなアニヲタがいるとの噂を聞きまほぴょんのオンラインお話し会の券を取りました。

まほぴょんと話してみると、『アイドルとの会話ってこんなに楽しいのか!』と思うほどとても楽しかったのを覚えています。盛り上がりすぎて声が枯れました。(まほぴょんと話すと基本的に声が枯れます🤣)

それから本格的にまほぴょんを推すことにしました。前にも女性アイドルにハマったことはありましたが、ここまでハマるのはまほぴょんが初めてでした。
また、パニック障害の症状も気付けば落ち着いてきていました。

*まほぴょんとの約束

精神科入院の記事にも書いた通り、去年の9月に適応障害になってしまい推し活どころではなくなってしまいました。
抑うつ状態がひどくてまほぴょんのSNSも見ることができず、現場も気力が出ず行けなくなりました。
まほぴょんにはweverseDM(アイドルとメッセージのやり取りができるアプリ)で体調を崩していることや休職していることは伝えていました。

そんな中、10月にまほぴょんとのオンラインお話し会がありました。現地に行けない私にとっては非常に助かりました。

まほぴょんはお話し会がスタートすると、満面の笑顔で名前を呼んでくれました。
私は体調を崩していることや仕事を休んでいること、劇場やイベントに行けなくて申し訳ないことを伝えました。
すると、「今度ある武道館ライブは来れそう?」と聞かれました。行くと伝えると、「いつものうちわ持ってきてくれる?絶対見つける!」と言ってくれました。

いつもライブに持っていっているうちわ

私はまほぴょんと話せたのが嬉しく、そして言葉のひとつひとつが優しくて泣いてしまいました。
私が泣きながら話していると、「泣くとスッキリするからたくさん泣こう!焦っちゃったりするかもしれないけど、一回休もうね。」と言ってくれました。

私は、武道館ライブまでに少しでも良くなろうと決めました。

*武道館ライブ当日

武道館ライブ当日、体調も良かったので無事に行くことができました。(家から近かったのも助かった…)

ライブが始まり、久しぶりのまほぴょんはキラキラ輝いて見えました。まさにアイドルでした。

私はいつものうちわとペンライトを持ち、ライブを見ていました。すると、撮影可能タイムがやってきました。私はスマホを出し、『まほぴょん来てくれるかな』と思いながら動画を撮っていました。
まほぴょんを見ていると、私がいる席の方に歩いてきていました。『やった、まほぴょんが来た!』と思っていると、私に気付いてくれたようで指を差し、私とまほぴょんで決めているポーズをしてくれました。

以前、私を見つけたらOLのLポーズをしよう!
という決め事をしていました。

私は嬉しくて嬉しくて泣きそうになりました。
アイドルもファンも『できない約束はしない方がいい』と思っているのであまり約束はしないのですが、今回の約束を守ってくれたまほぴょんは最高のアイドルだと思いました。
どんな薬よりもこの時は元気になりました。まさに、“推しが生きる糧”でした。

*その後

その後、症状がひどくなり入院することになりました。

まほぴょんのオンラインお話し会や握手会、ファンクラブイベントがありましたがもちろん行けなくなりました…。
ただ、入院中もweverseDMでまほぴょんにはメッセージを送っていました。
一日中苦しい日もありましたが、入院先にもまほぴょんのグッズを持っていき、『早くまほぴょんに会えるくらい元気になるぞ』と思いながら過ごしていました。

そして退院し、先日のオンラインお話し会で久しぶりにまほぴょんと話すことができました。
まほぴょんは、「また元気にこうして話せて嬉しい!」と言ってくれました。退院できてよかったと心から思いました。
そして、武道館ライブのお礼も直接伝えることができました😊

*推しとオタク

私とまほぴょんの関係性は“アイドルとただのオタク”に変わりありません。
まほぴょんがアイドルを卒業したら、芸能界を引退してしまったら、この関係性も終わってしまうかもしれません。

ただ、私はまほぴょんに助けられたし、まほぴょんにはずっと健康で幸せでいてほしいし、私の生きる糧なのは紛れもない事実です。
そんな風に、人の生きる糧になれるアイドルという職業は改めてすごいと思います。
アイドルとオタク、みなさんそれぞれに色々な物語があるのではないでしょうか。

まほぴょん、アイドルになってくれてありがとう。これからもたくさん応援させてね。私も早く元気になるぞ!

アイドルって最高だ!!!

みんなでOLポーズ!


推しがいる人にぜひ読んで欲しい本

AKB48には精神疾患を告白しているメンバーがいます。noteを読んでとても勇気をもらいました。

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