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息子が知らない人になる瞬間

子育てをしていると、たまに感じる

「おっ何かインストールされたな?」

という瞬間。

あれが大好き。


小さなころからこだ わりが強かった長男には
“やりにくウィーク”と命名した、
親がとても戸惑い色んなことがやりにくくなる
(こちら都合での勝手なやりにくさなのだけれど)
期間が季節に何回かあった。

長さは様々だけれど、だいたい1〜2週間ほど。


何を言うてもストライクゾーンに入らず
「今日も尖っとるな〜!」と思う日々。

で、それを抜けるとどうなるか。


すんごーく成長する!




なんというか、あら、ちがう人?って。



何か新しい価値観が彼の中にインストールされて
シン・息子さん爆誕て感じ。
(衝撃は近しい人間だけだが)


大きくなるにつれ、頻度は減ってきたけれど
幼稚園の頃から顕著だった。

状況を理解してくださる先生と
情報をシェアしながら手探りで接していたことはいい思い出。

この瞬間すごく楽しいなぁと感じる。


先日も
なんだか話が全然通じないんですけど。
おっと、理不尽な逆ギレ!

って感じの数日間を経て


いきなり
綺麗なジャイアンみたいになって帰ってきた。


アップデートというか
脱皮というか
ギアが追加されたのかな。


高学年ともなると
息子と私のいる世界は完全に異なっている。

必要以上に私を求めなくなり
それぞれの距離を掴んでいく。


どんどん背は伸びて
自分が産んだという実感も
小さい頃の面影も薄くなり
言語でのコミュニケーションは活発になるが
本当のところは何考えてんだかさっぱり分からん。

しかし楽しい。

分からなくたっていいよね
ってか分からんよね、親ってだけだし。


末っ子が
必死で伝えてくる私だけがわかる言葉も、
長男の
もう私の手の届かないくらい
大きくなった心も


どっちも大切で愛し。

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