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やれるとこまで。

約1ヶ月ぶり。

文字を紡ぐ余裕ができた、のは嘘。
文字をおこせるほど元気、なのも嘘。


怒涛の1ヶ月だった。

9月初め 野球の秋季地区大会が始まって、私たちマネージャーは自分の高校の試合がなくとも、本部役員として大会期間中はずっと球場運営。
アナウンスやら公式スコアやら電子スコアやら。
あまり知られていないけど、バックスクリーンの得点板やSBOの運営もマネージャーの仕事。


地区大会が終わったあとは、1ヶ月遅れの夏休み課題テスト。1週間の猶予はあったが、決して部活が休みなわけではなく、毎日21時帰宅。
夏休みも怒涛だったもんで、宿題なんてほっとんどやってなくて、泣く泣くオールで答えは見ずに終わらせたものの、頭には入っていない。
テストの結果はご想像にお任せします。


テストが終われば、秋季県大会の開幕。
一応自分の学校も県大会に出ることになってはいたが、私たちは基本的に本部役員として動いた。これが大変で。
県大会の試合は全て、普段入っている球場と違う、1番お偉い球場で行われるのだ。地区大会でもお偉い球場には入ったが、連勤となると話は違う。
とにかく、メンタルが、おかしくなるのだ。
普通に、精神的に、病む。
動いている時はずっと走り回ってたりするから、そこまで病むことは無いが、球場帰り、死ぬ。
確実に、疲れは普段の練習の3倍、メンタルはざっと1ヶ月分くらい。
この仕事は、楽しいし、野球部員が練習を重ねるのと同じで、スコアやアナウンスの技術は上がっていく。けどその分公欠は年間30日あるし、精神的ダメージは大きい。
それでも本部役員としての仕事を全うし続けられるのは、同期のマネージャー達のおかげ。本部では、高校に関係なく仲良くなれるところがいいところ。プライベートでもよく遊ぶし。



そして明日から、2日間県大会ラストスパート。
準決、決勝、そして閉会式。
それが終われば今年は残すところ市民大会のみ。

これで一区切りつけて、遅れた勉強と疲労を回復させる。受験までもう1年半ない。

走り続けるしか、私には選択肢はない。
勉強も、部活も、全部全力で。
全力出し切ってから、言い訳する。
泣かず喚かずやってから、結果を出して泣く。
死ぬ気でやったって、絶対死なない。
磨穿鉄硯。温良恭倹。

やれるとこまでやってやる。




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