ホメオパシー科学的根拠①


パリ大学医学部を首席で卒業したベンペニスト博士は1988年、英国の権威ある科学誌「ネイチャー」にある論文を発表しました。それは超希釈液に元の物質の活性が残っていることを証明した画期的なものでした。 
この衝撃的な論文は世界的にセンセーションを巻き起こし、それに反対する人々との間に激しい論争が交わされました。
ベンベニスト博士は、 アレルギー物質を希釈してその分子数を少なくしていくと、 ある段階まではアレルギー反応も小さくなっていくが、ある段階を超えると逆転し反応が大きくなりはじめ、 あるビークを境にまた反応が小さくなっていく、 という事を実験で証明しました。
どこまで希釈してもそのサイクルを繰り返し、反応がなくなるということは決してありません。

この実験結果が示すのは、生化学反応を起こすためには物質がなければならないという発想は幻想にすぎない、 ということです。 
そもそも生体反応も、 物質同士が物理的に接触して情報を得ているというのは、 生物学者が勝手に作り出した幻想にすぎません。
事実は、水(体液)を介して伝達される物質の持つ振動波(情報)を別の物質(受容体)が受信(もちろん、 受信する側 も水を介して発振)しているわけです。
ですから物質がなくても、その物質の持つ振動波を体液に投じることができれば、同じように反応するのです。
したがってベンベニスト博士の実験結果は、「水に物質情報を記憶させる事ができる」ことを証明するものなのです。

同時に治療に超希釈水を用いるホメオパシーに対して科学的根拠を与えるもの、 といえるのです。

ベンベニスト博士の最近の研究結果によって、10の18乗倍、10の21乗倍、10の27乗倍と、 希釈の程度に従い段階的に効果のピークが現れることが分かってきています。
逆に10の24乗倍 希釈などのように、まったく反応しなくなる希釈倍率もあります。
これはホメオパシーにおいて使われている効果的ポーテンシー ーと関係し、同時にホメオパシーのフラクタル(自己相似性)理論 とも関係します。

“魔女狩り”状態だった論文発表当時とは変わり、10年以上た った現在では、世界的に権威のある研究所や科学者がベンベ ニスト博士の研究結果を支持しています。

また最近の研究では、 振盪することによって、水の凝集領域 (水の中に水で形成された真珠のようなもの)が増殖することが知られています。
そしてその凝集領域から発せられる固有の振動パターンが情報となっている可能性があります。



『ホメオパシー in Japan 
由井寅子のホメオパシーガイドブック①基本36レメディー
著者 由井寅子』より抜粋  

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