迷い

ここ5日間ほど、
妻が出張なので、
施設に預けてもらっている。
もう何もできない身体なので
どうしようもない。

着替えができない。
料理ができない。
食事の箸も使えない
声が出づらい
寝返り出来ない
歩けない

まだまだ出来ないことがたくさんあるが、
周りに多くの迷惑をかけて生きている。
よく、『病気に感謝だね』
と言われるが、そんな子にサラサラなれないこの現状だ。

こんなに辛く、ジメジメしている
この病気(多系統萎縮症)は、
見たことも聞いたこともないので、
より辛い。

そしてこの前の月1回の通院の
日赤主治医の先生と耳鼻咽喉科の先生が、
気道を確保するために気管切開手術をやたらすすめてくるのだ。
そりゃそうだろう。
気道の入り口を頻繁に痰が覆い被さり、
呼吸ができない時が多いのだ。
だから最低限、呼吸ができて、
生きていられる身体にという思いなのだろうと思う。

しかし僕は回答はしなかった。
手術しますともしませんとも言わなかった。

実はこのことで迷っていて、
喉に何かがつまり救急車で運ばれて、
即、手術となった場合、医者はその人の『生命』を
助けようとするので、喉の気管切開をまずするらしい。
なので、事前に気管切開仕様がしてなかろうが、
どっちにしろ、するということなので、してもいいかなっと、
50%ぐらい、思っている。
だからといって気管切開をしたから
長生きできるという保証はない。

この病気の死因はダントツ多いのが
『窒息死』だそうだ。
なんか苦しみながら死んでいくのもどうかな?
と思う今日この頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?