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「#マンガ感想文」マンガ「ザ ファブル」ネタバレなしで魅力を伝えるぞ

「ザ ファブル」さー 褒めまくるぞー!

なんなんでしょうか!この圧倒的な面白さは!

暗殺を生業とするプロの殺し屋の話のはずが、何故にこんなにホッコリしたりゲラゲラ笑ったりしなければならないんですか!

先生!

私は何故か小学校の先生を思い出した。

みんなに黒ゴジラと呼ばれていたその先生、よく言っていました。

ケジメをつけろと。

いやーヤクザ屋さんとかの話ではないです。
たしかにこの物語にそういった方々は出てこられますが、指詰めしろとかの話ではないんです。

小学生の頃の話です。
オンとオフの切り替えをしっかりとせよ。
ケジメをしっかりとしていれば俺は怒らん。それをしっかり身に付けることで恥ずかしくない大人になれる。と。

やる時はやる!休む時は休む!
このレビューを書こうと思ったときケジメというキーワードを思い出した。

そういった意味のケジメが流れるように散りばめられているのだ。
緊張 緩和 ホッコリ ゲラゲラ。
更なる緊張 緩和 ホッコリ 大爆笑。

なんだよこのコンビネーションパンチ。

世の女性は言う、男に求めるのはギャップだと。
ギャップがあるとキュンとしてしまうと。

はぁあ!?なーにをぅ言うとるんじゃ!?
男は優しさじゃろうが!ダボハゼがぁ!

尖っている時期が私にもございました。

しかし、今ならわかります。
この物語にはギャップが散りばめられているのです。
それに遭遇する度に私の心がキュンキュンしてしまい、恋をしてしまっているのだと。

この物語は人が恋に落ちるのと同様のプロセスを辿らせるパワーがあるのだと。

改めて紹介します。
この物語はハードボイルドな殺し屋の話です。

しかし、読む人はいつのまにか脳内で恋と同じプロセスを辿ってしまうのです。
そしてそれは完全に作者の南勝久先生の狙い通りなのです。

みなさん。
是非、この感情のジェットコースターにご乗車ください。

このジェットコースターは後半になればなるほどそのアトラクション性が増していきます。

純粋に乗車して良かったと思えるでしょう。
この極上のアトラクションに乗らない手はありません。

兎にも角にも「ザ ファブル」
激賞に値する漫画である。


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