富裕層はリスクを取れるので、益々富裕になっていく!!

 図書館にて投資に関する本を読み漁っている。「中華屋アルバイトのけいくんが年収1億円を稼ぐ 1日1分投資、山下勁」を読んでいる。テクニカル分析的な内容が書かれていて、売買タイミングの参考にはなりそうであると断っておくが、著者の元手とリスクの取り方は参考にならん。
 この著者、大学時代に仕送りとアルバイト合わせて、40万円/月の収入があり、家賃は親持ち。親は特許収入で年収が億円単位あるとのことだ。まず元手が参考にならん。
 さらに、著者は信用取引を使っている。元手の3倍を費やせる信用取引だ。借金である。初期に600万円を担保に1800万円で信用取引したらしい。すると10倍の1億8千万円に。。。
 お分かり頂けるだろうか。実は株式投資が成功するかどうかは、元手とリスク許容度が重要なのだ。
 著者はもし信用取引で失敗すれば、親にたかれば良いとたかを括っていたのだろう。でなければ、最初の方で信用取引しようとは思うまい。
 親が金持ちであれば、元手が多いし、リスクもはれる。残酷であるが、富裕層はリスクを取れるので、益々富裕になっていくのである。
 少し話が脱線するが、金融所得課税率は20%のままである。防衛増税の際であっても、この税率には手付かずだったことを思い出さなければならない。日本の労働者階級はこの事実を直視しなければならない。WW2戦時中であっても同様の状態だったことは疑いがない。

我々労働者階級が信じ込んでいた1億総火の玉は幻想だった!!!!

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