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ゆとり世代の甘えた主張

 私はゆとり世代だ。小学校入学後すぐに、土曜日登校がなくなった。土曜日昼ごろに学校から帰宅して、吉本新喜劇を視聴していた記憶が微かにある程度だ。土曜日まで働けと言われたら到底受け入れられないし、それを受け入れていた上の世代の方々には頭が下がる。
 ゆとり世代の私が、もう一歩踏み込んだゆとりある生活のあり方を日本国民に提案したい。
 一つ目は、法定労働時間を週40時間から30時間へ短縮することだ。JTC(Japanese Traditional Company)の労働者の多くはどうやって40時間を潰そうかと今日も頭を巡らせていることだろうに。DX(Degital Transformation )が進展してしまい、思ったより業務が捗るのだ。私はJTCを辞めたからその呪縛からは解放された。清々しい無職ライフ。労働者は「今日やることねーな!」なんて大声で言わないから大問題。というより、ここまで来ると国益を損なう反社会的勢力なのでないかとさえ感じる。
 二つ目は、36協定の廃止、つまり時間外労働の実質禁止だ。JTCでは、働かないおじさんと揶揄される立場の者が職場に出現することがある。これは資本主義が生む意味不明なキャラクターだ。なぜそうなるのか?それは仕事を抱えた者が残業で対処できるような余地を残しているからだと思う。特に税補助金など国から補助金を得ているような企業で、社内失業者を有効活用しないことは国家反逆罪に相当するのではないだろうか。
 24時間働けますか?というキャッチコピーを利用したCMを見て馬車馬のように働いてこられた団塊、バブル、氷河期世代等の上の世代の方々には申し訳ない限りだ。しかし忖度していられない。東京の出生率は1を切った。ゆとり世代の甘えた主張こそ、日本を救うのではないだろうか。

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