時間が収束したかのような感覚にはなったが、時間は相変わらず進んでいたらしい。気がつくと看護師が食事を運びに部屋に来て、大人しく僕はそれを口にした。外からの施錠はしばらく解かれなかったが、何日か経つと、僕は通常の個室に移された。だいぶ落ち着いたと診断されたのだ。退院の目処も立った。

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