だが、妄想にしては、確固たる記憶だった。それは、ちょうど30年前、僕がタイムマシーンがついにできたと、両親に報告に行った朝のもの。僕は、なぜタイムマシーンができたと思ったのか思い出していた。その根拠は、人間の認識と記憶、そして時間に関する僕の持論にあった。僕は正しかったと思った。

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