「生産的なことをしている自分が好き」の危うさ

去年の冬に、タスク管理のセミナーを受講してから、休みの日も仕事の日も、自分の行動を記録をするようになりました。

仕事でGoogleカレンダーを使っていた且つデザインが好きで、簡単なのでスマホから記録をしています。
30分単位くらいのざっくりとした記録ですが、続いているので、良しとしましょう。

Googleカレンダーを使ったことがある方はお分かりかと思うのですが、時間軸が縦に書いてあり、そこにタスクを書いていきます。

1時間なら1コマ分、2時間なら2コマ分を使うことになります。

私はそのコマに深く考えず色付けをしていました。
「生産的ななにか」か、「遊び」かを色で区別していたんです。

ビジュアル的に、その色の面積の多さで、
生産的な時間を多く過ごせたかどうかが分かるようにしていました。
その方が自分のリズムを掴みやすいと思っていたからです。

一見、真っ当なことをしているように見えます。
私もそれで良いと思っていた。
でも、気づきました。

私は無意識に、
「生産的なことに時間を長く使える」ことを良いと考えていたのです。

生産した量ではなく、
そこに従事している時間が長いかどうかで判断していました。
それは根本的におかしいですよね。

なぜそのようなことになったか。

実は、生産的なことに時間を多く使える自分が好きだったんです。

生産的なことをしていれば自分を責めずに済むから。

例えば、本を読むことができる時間が長いほど自分が好きになりました。

でも、それは違って、本から何を学び取るかの方がよっぽど大切なんです。

同じことを学ぶのに、30分かかるか1時間かかるかだったら、絶対に30分で学べた方が良いのです。

Googleカレンダーに自分の行動を記録していくのをやめるつもりはありません。
時間をどう過ごせたか、記録することはとても大切です。

もしかしたらどんな気分で過ごせたかで色付けするして記録する方が良いかもしれないですね!

そして、どういう結果がほしいかを可視化して、そこに対してどういう結果を残せたかの記録も必要ですね!

ちょっとやってみようかなと思います!

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