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初心を書きのこす

 noteを始めてみた。なんとなく。

 去年の12月の中途半端な日付から急に日記をつけ始めて、なんとなく、今日まで続いている。「書くとは孤独な作業だ」と評したのはどこの誰だったか、どんな作品の中だったか、もう忘れてしまったけれど、わたしにはこの孤独な海の中が心地よかった。

 日記にはその日思ったことをそのまま書く。出来事を書くとなると何もない日は書けないから、自分がどんなことを考えたのか、どんな日だって感じたのか、そういうことをつらつら残す。
 でも最近、それだけでは物足りなくなってきた。わたしにはかきのこしておきたいことがたくさん、たくさんあって、考えていることをいったんアウトプットしないと思考の波に溺れてしまいそうになってしまう。ぐるぐると同じところを回って脱出できていない感覚も最近感じている。

 だから広い広いネットという海に放流してみようと思う。いまのわたしが感じて、考えて、思う、いろんなことを。ボトルメッセージみたいに誰かに届けばそれは奇跡みたいなことだと思うし、誰にも届かずゆらゆらと漂い続けていてもいいと思う。なによりもこれから先、いつかのわたしが立ち止まったとき、灯台になればそれだけでいい。

 はじめてのきもち、というのはどうしても忘れてしまいがちだから、ひとつ灯台としてこの文章を置いておく。たとえ迷ったとしてもいまのわたしのことばが、いつかのあなたの標となりますように。

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