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物欲と断捨離欲の両立

広々とした玄関に、アイランドカウンターの素敵なキッチン。ガランとした居間にシンプルだけど上品なソファーがあって、観葉植物がバランスよく配置されているおうち。

わたしが、SNSをスクロールしていて必ずといって手をとめてしまう理想のタイプのおうちです。共通しているのは、(実際がどうであれ(笑))表にでているものが少なくて、でもすべてが厳選されて選び抜かれたセンス抜群のインテリアで調和がとれている空間であること。

もちろん、大前提として「広い家」があるから、全てまねっこできるものではないけれど、その縮小版としていつも我が家版をつくることができないか?と考えている。

ただ、難しいのが、同じインテリアを買ったところで、今我が家にあるものとのバランスがとれなければただ物が増えただけということ。

「物が少ない」を維持した上で素敵を底上げするアイテムを増やすというかなり難易度が高いことに常に挑戦しようとしているのかもしれない。

居間であれ、クローゼットであれ家全体の物をなるべく少なく、全て満足いくものにしたい、でもあれもこれも欲しくなる、そんなわたしなのだ。

ミニマリスト?いいえ違います

わたしは自分をミニマリストだと思ったことはない。

なるべく物を減らし、少なくしたいと思いながらも常日頃わきたつ物欲と戦い、そして「負けつつ」ほどほどで暮らしている。

他の人とクローゼットの中をすべて見せ合いっこしたこともないので、人のことは言えないが、普通レベルなんじゃないかと思う。

どんなに流行していてもなるべく耐えて、今あるものでがんばってみようとしたり、1個買ったら1個すてるというルールをなるべく守っているあたり場合によっては少ないのかも知れない。

でも、靴1足、コート1着、鞄3つのような徹底的なミニマリストには程とおい。家すっきりしてるだろうなぁ、そんな人もいるんだなぁ、と思いつつうらやましいとは思っていない(笑) 価値観が違うだけだと思うから。

物欲はある日突然沸き立ってくる

不思議なもので、視覚的にみてしまうと、欲しくなるんですね人間って。主にSNSということになるけれど、まぁ保存ボックスが増える増える。

極めつけに、わたしの検索履歴を探知したGoogle大先生が、勝手に広告で買い忘れ防止策かのようにリマインドしてくるからやっかい。

買わない!って決めたはずなのに、数秒後には「え、こんな形もあるの?」なんて日常茶飯事。

広告が、ある時は花瓶で、あるときは家電で、靴で、バッグで、化粧品と移り変わってても意外とどれも買っていないと誇らしかったりもする。

断捨離が大好き

振り返ってみると、1か月に1回は断捨離タイムをとっている。わたしにとっては、スマホを置いて没頭できる運動以外のもの、という貴重な時間だから好きなのかもしれない。

断捨離と断言してしまうと語弊があるかもしれないが、常に捨てまくっているというわけではなく、いらないものはないか定期的にスクリーニングをしている感覚。

前回は必要と判断したけれど、本当にそうか?みたいな確認を永遠にしている感じで、日常的なルールである1個買ったら1個捨てるを基本的に徹底している場合、そこまで捨てるものが多くなることもない。

6年前の結婚式で使用した物たちも、年々少しずつ手放してきて、今ではアルバムとDVDとおそらく数年内にいなくなるであろう補正下着とヴェールだけとなった。

また、海外赴任中はずっとしまいこんであるものたちは、果たして今ずっと眠らせておいていいものなのか?これはいつか帰国したときに使うのか?と何度同じスクリーニングをしたかわからないくらい繰り返している。

物欲がわいてきたときの対処法

物欲がしっかりあるけれど断捨離魔な私が、自分の物欲とどうつきあっているか。それは『勢いに任せて買わない』を意識すること。

本当にいるか?今もってるものとの相性はどうか?ただ単に流行ってるからほしくなってないか?など、相当考える方だと思う。

したがって、何かを買いにいったときにレジ直前でやっぱりいらない!となって棚に戻すことも少なくない。

万が一買ってしまっても、特に衝動的に買いがちなネットショッピングにおいては返品という選択肢が結構簡単にとれるので、ポチッたら終わりではない。手元にきてからまた判断する時間がある。

一方で、買うことをやめた場合でも、その後2週間以上ずっと頭に残像として残っていた場合にはお店に戻って購入するときだってある。そういうお買い物ができたときの満足度は相当高いんじゃないかと思っている。

ただ、人間なので、『勢いに任せて買う』ことだってある(笑)基本的には、物欲がほぼゼロな旦那を伴うお買い物で起きるのだが、わたしがあまりに躊躇している場合に、もういいよ買ったれ!という背中を押してくるというパターン。

直近の購入品

つい先週末、久々にインテリアを探しに家具やさんにいってきた。居間の特定のスペースを埋める家具を見る予定だったが、結局大きな物を増やすより、クッションを買うべきだという結論に至り、1時間かけて組み合わせを吟味し3つ購入した。

その同じ日、実は家具やさんのディスプレイでものすごく素敵な植木(偽物)と花瓶をみかけ、二人ともいっきに購入へのボルテージがあがっていた。しかし私が最後にひとこと、「いや、いらん!」と帰宅したのだった。

それが…帰宅して居間をみた瞬間その花瓶を「おくべき場所」がパッと見えてしまい、旦那と共に、「いや、いるわ」となってしまった。めんどうくさいといつもなら思いがちなところ、翌日また同じところへGO。

見るたびに、「いいねぇ!!」という旦那をみると、これは買ってよかったと思っている。


この植木(偽物)は1本4千円。3本買って+花瓶で15000円。断捨離対象にするわけにはいかないな。







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