12月30日のできごと

久々に家の周りを散歩したら疲れてしまった。ここ最近ずっと小説を書いていたので体力が落ちた。書いた小説も全然手応えがなくて、まあ、うん、面白いけど決め手がないよねと思うけれど、まあまあ面白いんじゃないかということも同時に思うので、わからなくなって賞に出す。出し終わって、肩の荷が降りたけれど、自分にはセンスや才能がないのだなあと実感して切ない気持ちになる。プールに入って泳げないからもがいて進み息が続かなくなって顔を上げると全然進んでいなかった時のような切なさに似ている。あとブックオフに行ったのに何も買わずに店を出た時の切なさにも似ている。ただ自分が求めている言葉のレベルまで文章が書けるようになりたいので、それまでは書いているはず。今年は二つ小説を書いて賞に出し、三つ短い小説を書いてネットにあげて一冊日記本を作った。ほぼ緊急事態宣言中のことだったので、子が生まれてからはほとんど何もしていない。本もあまり読めていなかった。ようやく読めるようになってきたが、どうしても読むのが苦しくなる描写があって流し読みしてしまった。最近読むのが苦しい描写が増えてきた。NG項目が増えてきてしまった。子が悲しい目にあっているものは読めないし、デスゲームみたいなどんどん人が死んでいく物語も読めない。もしも自分が死んでいく彼らの親だったらと想像して悲しくなる。こんなに大切で愛おしいのに、なんで…と絶望してしまう。いや漫画だし役割があるんだし、と理解はできる。ただ読むのが苦しくなる。
散歩から帰宅し、M-1アナザーストーリーを観る。あぐらをかいている僕の足の隙間に子は寝ていなければ正座をして観ていたと思う。最後のシーンで泣いてしまった。マヂカルラブリーの野田クリスタルさんの日記をずっと読んでいたので、身近に感じていた。その自分が身近に感じる部分からはみ出した彼の感情が見えた瞬間に泣いてしまって、小さく震える僕の下半身に子は新しい遊びかと僕の顔を見て嬉しそうな顔をしていた。アナザーストーリーを観ながらなんども頑張ろうと思った。

今年の僕のマリさんとの日記本を作りました。
僕はゆかりさんの妊娠発覚、そしてコロナ、さらに出産と今までの生活が一変した日々を書きました。
今までで一番読んでほしいと思う日記です。
下記サイトで通販しておりますので、ぜひご利用ください。
日記売り場 https://goyaku.booth.pm/

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