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帰り道、読みたい本を買おうと思ったが買えず。思ったときは、みんなと同じだったのかもしれない。読みたい本を買えなかったので、電車の中でまた本を読む。一つを読み終わり、また日記に戻る。体と文章についてを考えてしまう。登場人物の行動をどう文章にしていけばいいのだろう。文章と人物の距離感。考えていることを垂れ流しているだけの日記とは違う。小説ってなんだろう。読みやすい文章が良いのか読みにくい文章が良いのか。僕の理想は、文章に触れるとずぶずぶと沈んでいくような、景色を見せて意味を持っているようなそんな文章が書けたら良いのにと思って日記を書いている、わけではなかった。
危ない。日記は垂れ流しだ。今だって、折り畳み傘を持ちながら本を読むのが億劫だから帰り道に日記を書いている。こういうときにふと、電子書籍を読むのはどうなのだろうと考える。最寄駅に着くと、すぐに考えたことは忘れてしまう。

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