ほとんど待ち時間

2024年2月15日、乳がんの手術後初めての画像検査と採血の日だった。

前回もらっていた予約内容の用紙によると、
① 9:50 採血
②10:00 CT(胸部~上腹部)
③11:00 マンモ
④11:50 診察
となっていた。

採血の受付から実際の採血してもらうまでが、混んでいたら1時間以上かかることもある。大学病院だから仕方ないけれど。ここが読めない時間。

なので、待つのを覚悟して、朝の用事(息子の弁当と洗濯と風呂掃除と部屋干し、朝食は少し)をバタバタと片付け、7:30に家を出た。さすがに早すぎて、病院には8:05着。

8:15から動き出す再来受付機の順番を数百人単位で待つ列が出来上がっていた。今までそんなに早く行くことがなかったけど、そういえばこれは経験済み。うっかりしていた。

順調に受付を済ませたのが8:25、マイナ保険証を通して、採血の受付へ。ここでも並ぶ。
9:00には採血してもらえた。「今日は混んでないですよね。」と看護師さんと話すが、採血の結果が出るまで1時間はかかる。

それから放射線部へ移動。

いったん出社した夫が、中抜けして大学病院へ来て合流。

9:45CT検査に呼ばれる。上半身は金具の付いていない服を着ていたので、そのまま寝台へ。タオルをかけてもらいズボンを下げ、両手を上げる。息止めの説明があり、検査開始。「10分で終わります。」と担当の放射線技師は言っていたが、スカウト像(初めに撮る位置決め用写真)の後はヘリカル撮影(らせん状に撮影していく)なので、息止めは2回か3回だろうと思っていた。今回は造影剤も使わないし。
案の定、合計2回の撮影後に画像確認して終了。

続いてマンモ撮影室近くで待機。10:40マンモ撮影室へ。上半身全部脱いで、検査用ケープを羽織るよう言われた。
今度パート先に入るのと同じ装置、と思いながら撮影台に近づく。
左胸を上からと斜めからの撮影。なかなか容赦ないが、最後に少しだけ圧迫をゆるめていた。パンフレット見た時には、「この性能使うのかなぁ?」と思っていたのだが…。思っていたよりも圧迫版が上がっていてびっくりした(画像に影響しない範囲で圧迫を緩めることのできる機能が付いたマンモ装置もあるし、付いて無いものもある)。

検査終了後、11:00外科外来へ。
もう血液検査の結果は出ているだろうけれど、CTの読影(放射線科医の診断)はそんなに直ぐ出来るのかなぁ?と思っていた。今日の検査結果を出来れば全部聞いて帰りたい。

昨日の受付番号は190番。受付した順。4桁の番号の方もいる。
診察室からの呼び出しは、この受付番号と病院のアプリ。なので気が抜けない。
主治医のいる診察室から「○○番の方、お入りください。」という声が聞こえる度、私の番号じゃない。
その診察室から患者さんが出て来る度、次は私かと身構え、でも違う、を繰り返した(せっかちな夫には耐え難いものだったようだ)。
いつ呼ばれるかがわからず、トイレにもおちおち行けない。

やっと呼ばれた時には、12:00。予約って何?
術後1回目の診察以来、「今日は触診しますね。」と珍しい。時々手術痕が痺れたり突っ張ったり痛かったりするが、それは仕方ないそう。
マンモと血液検査の結果は異常なし、CTに関しては放射線科医と主治医とでゆっくり確認して「何かあれば連絡します。」だそう。やっぱり。
患者会で知り合った同じ主治医の方によると「『何かあったら連絡します。』って言われたけど、何も連絡無かったから、良いってことかな。」ということだった。

それならば検査だけ受ける日と、結果を聞き処方してもらう日とに分けて2回行っても構わないのに。
いつまで待たなきゃいけないかもわからない。

その後、「お薬ちゃんと飲めていますか?月経のような症状はありますか?」と聞かれた。
私は耳を疑った。患者を呼び入れる前に、カルテの確認をしていないのか?

「薬は飲めていますが、私は子宮を取っていますから。」と言うと、「ああそうでしたね、失礼しました。じゃあ90日分処方しますね。」

そして次回の予約をし、診察終了。10分かかっていない。

いつもは診察終了から会計までの待ち時間は無いので、今回も大丈夫と思っていたら、そこからさらに20分待ち。
そんな事なら、アプリにカードの登録しておけば良かった。思ったより高かったし(検査代と画像診断料との合算で¥10,450)。

12:40に大学病院を後にし、職場に戻る夫と昼食を摂り別れた。
お薬手帳アプリに登録している薬局で薬を受け取り、買い物して帰宅。

覚悟はしていたものの、それ以上に待ちくたびれた。
文庫本1冊は読み終えたし、スマホも見飽きた。イヤホンを忘れたのは痛かった。

家で少しゆっくりして、夕飯の支度。
夫もぐったりして帰宅。
21時半には撃沈💤。



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