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いろんな方法で断捨離していい。

今朝の体温 36.2

BS朝日「ウチ、断捨離しました」再放送を視聴。
デパート勤務だった奥様が買い集めたモノや洋服、紙袋などで収納スペースがパンパンに。使いやすい家にするために断捨離。
番組から派遣されたプロ二人が意識改革を促し、モノを減らしていく。

意識改革はいいんだけど、この手の番組で奨めるのは基本的に「捨てる」こと。見ててもったいないんだよね。
私は中高年に「苦しくない断捨離」をしてほしい。
モノを溜めこむ人は捨てることが苦痛だったりするので、そうじゃないやり方を提案できないかと思う。
具体的には、フリマアプリやリサイクルショップ、地元のリサイクル施設などを利用して「上手に次の人に渡す」訓練をする。
出品の仕方などをしっかり教えて、一緒にやっていったらどうか。
メルカリは教えたい人が山ほどいるんだから、番組で用意したらいい。
出品が楽しくなったら「部屋がきれいになる」以上の収穫があるはずだ。
番組中でもかなり捨てさせたみたい。後半は自主的にリサイクルショップに売りに行ってたが、山ほど持って行って4500円ぐらいだった。
ご家族は「ゴミがお金になった」と前向きに受け取っていたが、私はモヤモヤしてならなかった。
メルカリを利用してたら10倍にはなっただろうに。
デパートで売ってた服やバッグ、雑貨なんだよ。しまむらやGUじゃない。

結果的にこの奥様はたくさんのモノを手放して家の中に広いスペースをつくることができた。結果オーライだと思うけど、もうちょっと「捨てられない」人の気持ちを汲んでもいいんじゃないかな。
断捨離を教える人たちはすでに「捨てることの痛み」を忘れてる。捨てることこそ唯一の方法であると信じているし、そうでなきゃならない。
でも、ここを乗り切れない人もいるだろう。
時間かかっても、やりやすい楽な方法を選んでいいんじゃないかな。

「それって!?実際どうなの課」という中京テレビの番組がある。
気になる噂や疑問について、いろんな実験を通して実際どうだったのかを検証するバラエティ。
定例企画に「家の不用品、スマホ1台で全部売る」というコーナーがあり、私はこれが大好き。

女性タレントが、応募してきた個人宅を訪問して不要品をメルカリやヤフオク、フリマで売りさばき、最後に売上額を発表する(コロナ禍になってからフリマはやらなくなった)。
片づけなどの指導はしないけど、毎回たくさんのモノが円満に次の人に手渡されていく。
家族が笑顔で断捨離を進めているのでほっとする。「手に入ったお金で○○をしたい」と目標を決め、慣れない梱包や発送なども乗り切っていくのだ。
この番組ではレギュラーの女性タレントが主導で動くんだけど、もっと本人たちにやり方をレッスンして、継続的に出品できるようにトレーニングするようなのも見たいなあ。
メルカリかヤフオクの提供でやりませんか。

不要品をまとめる

Ⓐ手間を掛けてもいい人
→スマホが使える人→フリマアプリも活用して適材適所の断捨離
→スマホが使えない人→リサイクルショップや市町村の施設に持ち込んで断捨離
Ⓑ手間を掛けたくない人→ゴミとして素早く廃棄

どのパターンでもいいと思う。
皆がスッキリして、あまり痛みを感じずに前に進んで行けたらベストだよね。

つらい毎日の記録