見出し画像

マスク、アルコールがなかった頃のことを覚えていて

今朝の体温 35.9

昨年、マスクが買えない人が毎日ドラッグストアや薬局に朝から列を作っていたことが忘れられない。
アルコールが足りなくて、ジア水や電解水なども品薄になった。

やがて、お酒のメーカーが70度ぐらいのアルコールを代用として企画し、発売。類似の商品がたくさん発売された。
お酒として売るので割高ではあったが、安心して使える日本製のアルコールだった。

今、その頃のアルコールが在庫処分されている。
国民の健康のためにやれることをやる、という思いで開発されたものだったのに、結局、余っちゃったんだなと胸が痛くなった。
今も日本は痛みの最中にあり、安泰な業界のほうが少ないんじゃないかと思うほど、経済的な痛手を受けている。

マスクの増産計画のこと覚えてる?
ライン増設したら補助金がもらえるシステムを作り、国内でマスクを補おうとしていたはず。
いつになったら日本製のマスクが買えるのかと思っていたが、1年たった今も店頭の9割以上が中国製。
生産をやめてしまった工場もあるとのこと。
当時は「国産の安心して使えるマスクがほしい」という声が上がっていたが、また安いものが入って来たら皆そっちを買っちゃうんだね。
私は今でも国産品が欲しいんだけど、価格が2倍、3倍だと困っちゃうのは事実。せめて2倍なら買えるよ。
内需拡大は遠い夢なんだろうか。

美しい努力をした人の献身が報われますように。
あの時にアルコールを売って良かったと、マスク作ってよかったと、日本の人が思えなきゃいけない。


つらい毎日の記録