洋服に悲しみを見た話。

お昼の体温 35.9

今日はあちこち移動して疲れ切った。

まず朝。
家族が病院に通っているのでその時間を利用して買い物へ。
リサイクルショップが併設されている店なので、半分は自分の娯楽。タイムリミット1時間だったが、10分ほどオーバーして帰宅。
リサイクルショップでは素敵な食器を、スーパーでは野菜とお弁当を購入。野菜不足が深刻だったのでよかった。

午後、家族が出勤。
1人になったのでようやく自分の時間。
まずはアマゾンの買い物2件について問い合わせ。
1件はクーポンを利用したのに適用されてなかった件。もう1件は、商品説明と届いた商品の「数」が違った件。
両方ともちゃんと言い分を伝えて、ひとまず満足できる方法で解決できた。

その後、リサイクル施設に洋服を寄付しに行った。2週間ぶりだ。
おなじみのお姉さんたちがいて、お仕事しながら愚痴をこぼしていた。
ここのスタッフはボランティアなのだが、人間関係が大変らしい。給料ももらってないのに仕事以外でイヤな思いをする、させるなんておかしな話だ。
さらに、イヤな思いをしているのが素敵な人たちで、圧力を掛けてるのはつまらないおばはんたち。なんという理不尽。

少し話を聞いてみたら「私たちが少し若くて、自分たちのできないことを色々できるのが気に入らないらしい」とのこと。
その素敵な方々は、自宅でハンドメイド教室を開けるほど有能なのである。しょっちゅう海外旅行に行く国際派だったり、モデルさんみたいにキレイだったりする。若い人ではないよ。私よりもだいぶお姉さん。白髪も染めずにそのままなのに、めっちゃセンスがよくて美人さんなのだ。
ああいうふうに年を取りたいものだ。

「私たちが少し若くて、自分たちのできないことを色々できるのが気に入らないらしい」という分析は片側からの分析には違いない。
でもまあ、そういう先輩ってどこにでもいるよね。少なくとも後輩にプレッシャーを与えていることは事実なわけで。
ボランティアに来てまで嫌がらせしなくていいのに、おばはん(正確にはお婆さん)たちって不思議。

自分たちのできないことをしてくれるのなら、むしろ上手におだててやらせれば良いのだ。そしたら仕事が減るし、その分、別の仕事ができるじゃん。わざわざ外に出てタダでも働きたいというやる気+ホスピタリティがあるはずなのに、何やってんだろ。アホじゃないかしら。
素敵なお姉さんがた、ずっといてほしいのになあ。

帰宅後、休憩しつつ調べもの。一度調べたことなのに、忘れてしまった上に情報が消えていてわからない。手っ取り早く他人の知恵を借りようと思い立つ。それにはリサイクルショップまで行かなければならない。「行きたくないなーでも行かなきゃなー」とぐずぐずしていたら夕方になってしまった。
どうしても必要な情報なので仕方なく外出。こんな時間(4時)から1人で外に出るなんて、普段は決してないことだ。

到着したらえらいことになっていた。
以前、店がパンクしていたことがあるのだが、それよりひどい。

閉店したブティックの在庫が急に流れてきたのだ。閉店してから長い間そのままになっていたそうで、セロハンに包まれた輸入品の服はセロハンがほこりまみれ。シルクもウールも、可愛いプリント柄も、スーツもワンピースも、みんな20年ぐらい前の流行。もったいないなあ。

そろそろ閉店の時間なのに店内に入り切らないと大騒ぎしているので、うっかり手伝う羽目に。何百着という今まで顧みられなかった新品の洋服を運びながら、私はとても悲しかった。自分も同じようなことをしていると思ったからだ。旬の時期にはもったいなくて着られず、新品のまま保管されている服がどれだけあることか。早く嫁行き先を見つけてやらなきゃダメだ。

1時間近くお手伝いして、気になった服を何着か激安で譲ってもらった。
どれも10万円以上の正札のついた服。
一着、すごく変なスーツがあったのでよけておいたのだが、持ってくるのを忘れてしまった。残念。

機会があれば週明けにまた行こう。

つらい毎日の記録