国民審査を忘れていた件。

先日の選挙について思い出したこと１つ。

私の政治スタンスは確固として決まっているので迷う余地は全くなかったのですが、それゆえに選挙公報を一度も見なかったため「国民審査」のことをすっかり失念していた。
間抜けな私と違って皆さんはご存知ですよね、国民審査。
そう、最高裁の裁判官が適任かどうか国民が意思表示をするシステムです。不適当だと思う人に×を付けることで権利を行使します。

やっと投票終わったわーと思った瞬間さらに１枚の紙を渡されて、
「えっ今回これあったの？」
と驚愕してしまった。
誰がどんな人なのか、まったく調べて来ませんでした。
そんな時はどうするのが正しいのでしょうか。
幸いにして私は「正しい姿勢」について聞いたことがあります。

わからないからと何も書かないのは一番ダメ。
むしろ全員に×のほうが正しい。
てか、ちゃんと勉強して来なさい。

これが正しいんだそうです。
最後のはお説教ですが、やはり正しいのでぐうの音も出ません。

ところでこの国民審査、制度としては残っていますが、実際にこれで罷免された人はいません。
これで果たして国民審査が機能していると言えるのでしょうか。
どの裁判官がどんな人なのか、もっともっと広く国民に知らせる必要があるのでは？

ＮＨＫでわかりやすく５分づつまとめてくれるとか、裁判官本人が国民に「私はこんなバックボーンを持ち、こんな信念で働いてます」と訴える機会を作るとかさ。
やったっていいじゃない。エンタメより国民審査のほうが大事でしょ。
もしかしてヤバい裁判官がいることがバレると困るからやらないの？