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まぁ、なんだ、一緒に生きていきましょう。

3月25日と26日。
総括、ひと言にまとめるとすれば、あ〜とっても安心安全だった!ということ。


24日に大学院の卒業式を終えて学生証も返納して、年度が変わるまでは何者でもないわたし。
東京から実家の帰省を経由して、卒業式に参加すべく関西へ戻って、日本全国を飛びまわった後だったということも相まって、いつになく変な熱っぽさを帯びたわたしは、いつにも増した落ち着きのなさを背負って関西延泊。

なぜならば、好きな人に会いに行く、というスペシャルイベントが待っているからだ!

卒業式の熱はすっかり冷めて、もう心は大阪城ホールへ。

ホテルをチェックアウトしたあと、午前中に美容室を予約して髪の毛を可愛くしてもらった。ステージのあの人からは見えないけれど、見てもらえるかもということではなく、可愛いわたしで会いに行く!という心意気が大事なのだ。
(気持ちが先走ってしまったのか、帰省した時に買った傘は、ホテルへ忘れてきてしまったことに今更気づく。傘よ、ごめん。)

でもやっぱり緊張するので、お酒を流し込んで気持ちも作っていく。武装することでやっと、彼らを眺めることができる。前はそんなことなかったのに、いつからかそのままのわたしでは見つめることが難しくなってしまっている。良いのか悪いのか。

ステージ上の彼らは心なしか、いつも以上に饒舌で、楽しそうで、真剣で。見ていてわたしまで嬉しくなってしまう。ファンの人がオシャレだとうれしい、と言っていたので、オシャレしていって良かったな、と思った1日目だった。

1日目のわたし

また明日!と大阪城ホールを去ることができる幸せは別格だな〜って思ったのも束の間、帰りの電車は運休していて、遠くの駅まで歩いて帰った。その夜は、その日を一緒に過ごした大好きな先輩のお家に泊めてもらったんだけど、深夜に2人で食べたいつぶりに食べるのか分からない牛丼がとびっきり美味しかったので、運休も悪くないなと思った。(そんなことない)


2日目。
おはよう〜って言える人がそばにいるしあわせを噛み締めていると、朝兼昼ごはんにサンドイッチをつくろう!のイベントが待っていて、さらにしあわせだなと思った。

健康的な朝だな〜

のんびり午前中を過ごして、また可愛くなる準備をする。先輩が髪の毛を褒めてくれたので、よし!わたし可愛いぞ!と気合いが入った。

電車を乗り継いで、半日前までいた場所へ。やっほ〜また来たよ大阪城ホール〜!と気さくに行きたいところだったが、雨だったのでそれは難しかった。
まあ、早めに会場内に入って開演までロビーでのんびり過ごす時間はとても平和だったので、雨も悪くないか〜!とか思った。(そんなことはない)

彼らに会う日は大体天気が悪い。天の神様も彼らのことが好きで堪らないから、多分わたしたちに嫉妬してるんだと思う。ということにする。


2日目、昨日よりさらに生き生きとしてた気がした。昨日より、って比べられることもうれしいな。見慣れない大きなスクリーン演出は、いつもよりも鮮明に好きな人の表情が見えるのでとても良いなと思った。好きな人って最高!

見ている間はこれがこうだ、あの場面はああだった、それはそうなのか、とか色々思っていたけど、終わってみたら最高!ありがとう!しあわせ!満足!みたいなことしか言えなくなってしまう。これぞ好きな人マジック。悔しいけど。でも、幸せならオッケーです。

彼らのことが好きな人たちで埋め尽くされた大阪城ホールはとても居心地が良かった。

加えて、彼らの音楽は1秒でも1分でも1日でも1年でも、必ず時間が流れているということに気付かされるので、安心安全ソングだと思う。別にわたしはそこに留まって苦しむ必要ないじゃん!って、不思議と思えてしまうのは何故だろうと思って居たけど、やっと答えがわかった。

優しい人だけが居ればいいってわけじゃない、怒りやムカつくなという気持ちを与えてくれる存在も必要だ、って、言っていたのだ。彼が。

たぶん、どの曲も、病めるときも健やかなるときも、すれ違ったオヤジにムカついた時も、失敗ばかりで自分に失望した時も、全部の感情を拾ってくれるのだ。
語弊があるかもしれないけど、まあなんとかなる、って気持ちを飲み込むことができる潤滑剤みたいな役割を果たしてくれている気がする。

ずっとその苦しい渦中に居なきゃいけないような勘違いが起こる時もあるけど、時間は流れているよ、大丈夫だよ、って肩を叩かれた。そんな日になった。


偶然にも、わたしはあと1週間で"シャカイジン"だ。

どんな風になるか、全くの未知数だから、イライラするより、キラキラしてたい、そんな主人公になっていたい。肩も叩かれたし、背中も押された気がした。


さて、夜行バスに揺られながら、また東京へと戻る。
いつもなら憂鬱なバス移動も、この余韻さえあればなんとかなるな〜と思うなどした。


これからも普通に彼らと一緒に生きていきたい。


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