ordinaryを始めるまで
えながです。とっても久しぶりのnoteの投稿です。
自分でもびっくり。
総字数、2820字ですって!笑
このリンクにわざわざ訪れてくださった皆様、ごめんなさい。とっても長いのでご注意くださいね。
ラベンダーマフィンのはじまり
私はラベンダーがとても好き。
実は札幌の南の沢が発祥のことを知っていますか?
意外と知らない人が多いので、「地元の人に地元の魅力を知ってもらいたい。」そんな単純な思いから生まれたラベンダーマフィン。
だけど、ラベンダーのお菓子って美味しいイメージがないでしょう。
私の母は、「トイレの芳香剤のイメージ!」ですって!
そんなこと言われたら「美味しいお菓子を作って、ラベンダーの魅力を広めなきゃ!」って燃えちゃって、ラベンダーマフィンを作ることにしたんです。
でも、実はordinaryのために作ったマフィンでは無いのです。(こんなこと言っていいの?!?)
このマフィンは、2021年、7月、市立大学主催のソトで話そうというイベントにだすためのマフィンでした。
まちづくりに関して色々企んでいた私、そんな私を見透かし、まちづくりコーディネーターさんは、市立大学さんに引き合わせてくれたのです。そのおかげで、市立大学さんに、他大学の私がイベントでのラベンダーマフィンの提供をお願いしに行くことが出来ました。
実際に許可を貰うことが出来た私は、イベントでマフィンを渡すことが出来ました。
ラベンダーマフィンを通して、地元の人に地元のことを好きになってもらったり、直接渡して声を聞いて、両者が心地よい時間を過ごす。
食べ物を通じたコミュニケーションの良さですよね。この瞬間が純粋に好き。
こんなまちの人と地域のつながりからordinarycoffeeの定番メニュー、ラベンダーマフィンが生まれたのでした。
ラベンダーマフィンが完成した時、お洒落なお兄さん、ドリンク担当のnoyさんと偶然出会い、一緒にカフェを開くことになったのです。
まちとのつながり、お客様と私達のつながり、普通の日常生活の中にすべてあるもので、私は、地域と人と物とつながる、そんな日常生活の場をつくりたいそんな思いからカフェをひらきたい私。
一方彼は、
「日常にあくまで寄り添って、あなたのペースで、あなただけの時間、日常を過ごしてほしい。そこにはあなたにしか分からない、知らない、情景が広がっているから。」
(noyさんのノートからの引用)
という思いから新たなカフェをつくりたいと思う彼。
考えは多少違うけど、同じ軸を持っている私とnoyさんでordinarycoffeeをつくることになったのです。
ところでいきなり出てきたまちづくりについて。私とまちづくりの始まりはとあるまちづくりコーディネーターさんと、高校時代の先生でした。
まちづくりコーディネーターさんの策略
2019年、6月、当時、高校二年生でした。
まちづくりコーディネーターさんの話を学校で聞き、興味を持った私は、学校の先生の「行ってみれば?」の一言で、小さな商店街のイベントに参加しました。場所は、札幌の真駒内の上町。単なる好奇心だけでイベントに参加したのですが、これがまちづくりの魅力に取り憑かれた始まりでした。
イベントの内容は、閉店したメガネ屋さんの壁塗り。
そこでは、子どもから高齢者まで楽しそうにイベントに参加していました。
壁塗りに疲れた子供たちは、メガネ屋さんからでて小道にでます。子供たちが小道にでると、紙芝居を持ったお兄さんが現れ、突然紙芝居が始まりました。
この、小さな商店街のイベントは、単なる壁塗りではなく、壁塗りをまちの人と協力することで生まれるコミュニティがねらいだったのです。
仕掛けたまちづくりコーディネーターの企画力に驚かされたのと、その罠にまんまとはまってしまった私。すっかりまちの雰囲気に魅了されました。
まちでの出来事
この日を境に、何度か実際に上町に何回か足を運び、子供からお年寄りまでの他世代の人と話をすることができました。
まちのあたたかい雰囲気に魅了された私は、気づけば高校生の私もこのまちでなにか出来ることをしたいと思うようになりました。
まちの人と話して耳にしたことのひとつに、「近隣の大学生が町の魅力を知らずにすぐに帰ってしまう」という話を聞いたのです。
そこで、MACORIというグループを立ち上げ、高校生ならではのアイディアで、若い人(主に大学生)も立ち寄ってもらえる場所にするために何ができるか考えることにしました。
まずは町がどのような場所なのか詳しく知る必要があるため、あけぼのマルシェ、上町マルシェで、実際に他校と連携してお菓子を売ったり地元でとれたかぼちゃを売ったり、まちの人ととにかく関わりました。
関わっていくうちに、見つけたアイディア。
それは、「食べ歩き文化」をつくり、地元の人に地元の良さを知ってもらうことです。
そのために、仲間と話し合いを重ね、南区でとれた美味しい果物を使ったお菓子を地元の人に食べてもらい、そのお菓子を町にあるカフェで売るということを提案しました。
なぜ、その提案をしたかというと、私は、お菓子作りが大好き。それで、お菓子を通じて何ができるかな?!?「じゃあ作っちゃう?!?」って急にワクワクしちゃったんです。
実際に、上町であるイベント、「雪まるしぇ」で販売するために、アップルパイをつくりました。
アップルパイを売ることで、近隣の大学生がきてくれたり、若年代も高齢者も来てくれました。
アップルパイ販売は大成功。20分で売り切れました。
「やってみよう」を形に変える
でも、アップルパイの販売はそんなに容易なことではありませんでした。
まず、南区農家さんの協力、(クラスメイトが農家さんだったのでお願いするところから始まりまして笑)
アップルパイ製造にあたってのカフェの協力、サポートしてくれた大人の方の協力、MACORIの仲間。
結局、1人ではできないことばかりでした。そんな時、子供とか大人とかそんな枠を超えて助け合っていく過程に、地域と私達のつながりが生まれたのです。
1番驚いたことは、周りの大人が好きなようにさせてくれたこと。否定もせずに意見を聞いてくれて、「やっちゃいましょう☆」で、ここまでサポートしてくださったのです。そんな大人、なかなかいないでしょ?
「やってみよう」って思うことを形に変えるこができるのは、伴走者のおかげなのです。
彼らが私にくれたのは、行動力とか希望とか本当にそういうもので、次は、私がやりたいことを実現したい人の伴走者になりたいと思うようになったのもこのことがきっかけでした。
自分が感じた、人の優しさやあたたかさ、まちが元気になる瞬間をもっとつくっていきたいという思いから、「多世代交流の場、人と人の心が繋がる場」をつくるのが目標です。
具体的に何がしたいかなんて決まってないけど、大学生活でゆっくり見つけていこうかな。
(ゆったり生活しすぎなのだけど。)
これが私の今の課題でもあります。
現実をもっと見つめて、考えていこうと思います。
こんな、あたりまえの日常は常に誰かの支えにある。だから、ordinarycoffeeなのです。
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