ena

シンガーソングライターをしています

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最近の記事

薄桃色と頬(1)

今日も、あなたの姿を真似てみる。 あの頃のあなたを、真似てみる。 私の頬は染まる。 薄桃色に染まる。 あなたの声、心舞う。 風に踊らされ、花は舞う。 あなたのすきな季節が今年もやって来た。 わたしの好きな、あなたのすきな。 あなたはよくカメラを持って出かけていた。 ほんの数分散歩に行くだけでも必ず持っていくほど。 どこかへ行っては楽しそうに帰ってきて、その写真を私に見せてくれた。 私はあなたの写真が好きだ。 あなたの見ている世界を共に目に焼き付けられるからだ。 "出かけてく

    • 雨の日の贈り物

      雨の日の贈り物 ついこの間まで嫌いだったんだ雨の日が 巻いた髪の毛は跳ねる跳ねる取れてしまうし せっかく出した新しいこのシューズが 雨に濡れて曇ってしまうから だけど あなたがくれた傘が 愛おしくて 嫌いになりきれなかったんだ それはまるで雨の日だけに訪れる 当たり前のようで小さな奇跡だ いつもならば空っぽなこの街も 雨の日だけはやさしい海に変わるから ついこの間まで嫌いだったんだ雨の日が 洗濯物は乾かないし上がらない気分も 雨が苦手な君は気づき走って帰ってく 傘の下

      • 秘密

        知らないあなたの心うち 少しはそのまま残しておきたい

        • アイスクリーム

          このまま静かなこころの海へ浮かんで 誰にも話さず溶けていく気持ちが あといくつあるのだろう

        薄桃色と頬(1)

          林檎の花

          あなたの描く林檎の花 まだ僕の目に写ったことの無いその花は あなたの描くそのままだ

          林檎の花

          きっとこの曲もいつかは消えてしまうけど それでもどうか憶えていて。 思い出の中の私の歌が、 あなたの背中を押せますように。