雨の日の贈り物 ついこの間まで嫌いだったんだ雨の日が 巻いた髪の毛は跳ねる跳ねる取れてしまうし せっかく出した新しいこのシューズが 雨に濡れて曇ってしまうから だけど あなたがくれた傘が 愛おしくて 嫌いになりきれなかったんだ それはまるで雨の日だけに訪れる 当たり前のようで小さな奇跡だ いつもならば空っぽなこの街も 雨の日だけはやさしい海に変わるから ついこの間まで嫌いだったんだ雨の日が 洗濯物は乾かないし上がらない気分も 雨が苦手な君は気づき走って帰ってく 傘の下
知らないあなたの心うち 少しはそのまま残しておきたい
このまま静かなこころの海へ浮かんで 誰にも話さず溶けていく気持ちが あといくつあるのだろう
あなたの描く林檎の花 まだ僕の目に写ったことの無いその花は あなたの描くそのままだ
きっとこの曲もいつかは消えてしまうけど それでもどうか憶えていて。 思い出の中の私の歌が、 あなたの背中を押せますように。